「ラグビー早慶戦のお粗末」
先ず早稲田の先発メンバーを見て早稲田ファンなら誰もが「アレッ!何で山中は先発出場しないんだッ!?」と素朴な疑問を持ったに違いない。
山中は187cm、95kgの大型スタンドオフの逸材である。
先発出場した村田は174cm、80kgの大きさからだけ見れば日本選手としては普通のスタンドオフのサイズである。
釈迦に説法かも知れないが、スタンドオフは司令塔でありティームプレーを生かすも殺すもスタンドオフの腕次第といわれるポジションでもある。
我輩が収集した山中選手の情報によると、対抗戦の真っ只中に日本代表に呼ばれ三週間早稲田の練習に参加しなかったということは聞いている。
我輩は日本代表で怪我でも負っているのかと思ったら、代表での試合には出場の機会がなかったというから、日本代表に呼んだ奴も無責任だし、送りだした監督にも非があると我がボケ頭は思う。
村田がスタンドオフを勤めた60分間の選手の動きを見ていると、完全にスタンドオフの作戦を慶応に見破られていたのは間違いない。
何故かと言うと村田自身が自らボールを持って敵陣に突進するプレーを殆どみせず、ただハーフから受けたボールを左右バックスに振るか、キックで相手陣にけり返すかの単純プレーが多かったので慶応は余裕をもって阻止していた。
前半の早稲田のもたつき振りからして何とか作戦変更する為に、後半は初めからスタンドオフに山中を起用するものと我がボケ頭は予測していたら、何と相変わらず村田が核としてプレーしているではないか。
瞬間、過去に「監督が阿呆やから野球遣ってられへん!」と嘯いた当時阪神のエースで元参議員、江本の言葉を思い出した。
前半終了のハーフタイムに於ける中竹監督のインタビュウーで曰く「選手達は前半の戦いを反省して“自主的に”作戦を構築するでしょうから特別なアドバイスはしておりません」だって。
こんな姿勢ならば監督なんて早稲田には必要ないぜ、と思いたくなる。
一体早稲田はどのような方法で誰が出場メンバーを決定するのか、是非とも
監督に説明して欲しいし、早稲田大学ラグビー部のこの国に於ける位置づけや国民的関心度から見ても監督の説明責任はあると思う。
多分、早稲田ラグビー部に対して、我輩と同じ疑問を持っているファンから苦情や不満の電話やメールが殺到しているはずである。
たかがラグビーされど早稲田ラグビーなのである。
2009年11月24日 元始求道会 毘沙門寺岡
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