「謹賀新年?新年早々株価大暴落、大不況再来示唆、福田政権沈没間近?」
2008年の時事雑感第一回位ご祝儀がてら多少は芽出度いタイトルで書こうと考えていたら、四日の大発会で何と616円の大暴落で日経平均14691円の15000円割れで引け、新年をスタートしたからご祝儀記事は止めである。
株価は景気の先行きを占う経済指標の一つと言われるが、今回の大暴落で新年の御屠蘇も吹っ飛んだのが実感である。
吹っ飛んだのが御屠蘇気分だけなら我輩や国民が我慢すれば済むことだが、ことはそんなに単純なことではない。
福田や総裁の 福井や官僚や政治屋どもは昨年まで日本経済の現状認識が甘く、厳しい経営環境に晒されている全国の中小企業や地方格差に対する認識や配慮が全く欠けていた ことを改めて知らされたはずだし、責任の重大さを自覚して直ちに対策を講じ実践せよ!さもなければ責任者は総辞職せよ。
福田は年末の中国訪問で支持率低下に歯止めを掛けようとしたが、今回の株価大暴落で福田の思惑など吹っ飛んでしまったのではないか。
大暴落による金融混乱や中小企業の倒産増大による不良債権の増加で金融機関にも大きな変化が生じるであろう。
日本の一部上場銘柄の総額は約490兆円と言われているので今回の616円
の暴落で、単純計算したら約4%の20兆円が日本国から消滅したことになることを考えると日本経済にとっていかに大事件かがわかる。
下らぬテロ新法など棚上げして、この難局は山積みの国内問題の解決に与野党が協力して取り組むべきなのに、与野党ともに己の都合だけ考えて勝手な振る舞いをしていると気がついたら日本は三流国に成り下がることを自覚せよ。
過去のバブル時代に日本の国民一人当たりの所得は世界でも一、二位を争う文字どおりトップクラスにいたのに2006年度には18位に転落している。
それなのに政府や官僚に騙されて相変わらず国民は日本国を世界有数の金持ち国家と誤解しているが、個々の国民は決して金持ちではないことを理解しなければならない。
インド洋への給油艦派遣や相変わらず効果の無い海外無償援助を外務省の阿呆どもに騙されて多くの血税を援助しているが、必要なのは国内の中小企業への支援であり、貧困者対策である。
2008年1月6日
「間抜けな町村官房長官の記者会見発言」
今日(七日月 曜)の定例記者会見で「大発会の株価大暴落について」質問を受けた際に答えて町村曰く「自分としては株価が大暴落する程日本経済が悪化しているとは考えら れないので、日本とは全く無関係な原因で暴落したのではないか?」ととぼけているが、アメリカがクシャミをすれば日本は風邪を引く因果関係を無視したお粗 末な回答である。
日本はアメリカ政府発行の国債を100兆円も買っている債権国だから、米国の景気が悪化することは日本経済を直撃することくらい常識である。
発足以来、支持率の低下に悩まされている福田政権の番頭役として更に経済運営で難問を負わされることを避ける為にとぼけざるを得なかったことは想像できるけど、次期首相候補の一人としては許しがたい詭弁である。
ヤバイことはヤバイ、厳しいことは厳しい、難しいことは難しいとはっきり国民に説明し伝えることこそ政府のスポークスマンである官房長官の使命であり、責任ではないか。
政治屋の評価を面構えで判断するのは如何なものかと思うが、観るからに国民を見下げたような話ぶりや対応が奴の気になるところである。
東大卒のキャリヤー官僚経験者で二世議員の最たる政治屋であるが、このようなふざけた野郎が一億二千六百万日本国民の指揮官の最右翼の一人であるとは、この国も救いがたい状況である。
今日の株式市況も初日に引き続き日経平均で190円の値下げで、14500円で引けている。
株価は現在の景気評価も勿論であるがむしろ半年先の経済状況を示す係数と言われているので、その観点からすれば今年の日本経済はお先真っ暗である。
我々凡人は一度甘い汁を吸うとなかなか味が忘れられないのが悲しい性であるが、政治屋どもが日本にとって無意味な給油艦のインド洋派遣を馬鹿の一つ覚えみたいに喧伝しているようでは経済がガタガタになるのは当然である。
我輩は今日でエキストラデイ239日目であり、この国が沈没しようが外国に振り回されようが大した問題ではないが、ただ70年にわたり娑婆の空気を吸わせていただいたお礼の気持ちは忘れずに些かでも国益に尽くして生きたい。
2008年1月7日
「迫力と真剣さに欠ける福田、小沢党首討論」
福田政権が発足して初めての党首討論であるが、先の大連立構想失敗の後遺症の所為か日本国の命運を左右する討論とは全く思えない茶番劇である。
先ず討論の場である会場に大臣以下陣笠どもの出席者が多すぎる。
討論を取り仕切るのは衆参両院の国家基本政策委員会の合同審査会なる仰々しい名称の会であるが、討論参加の資格もない大臣や与野党幹部、陣笠議員どもを応援団宜しく何故かくも多数出席させるのかわからない。
我輩の考えでは、小ホールの舞台に合同審査会の委員長を司会者として立ち合わせ、福田と小沢が面と向かって対峙して思う存分議論を戦わせる。
大臣、両党幹部、陣笠どもは舞台下の観覧席で定員一杯出席させ、ヤジッたり、不当に議論を妨げる輩は即刻強制退場させる厳しさで対応すべきである。
両党首はことあるごとに全てを国民の目線で思考し国民のために行動すると、
常日頃からぬかしているのだが、国民はテレビで観戦するだけで不平不満怒りを直接討論者にぶっつけられないのである。
しからば出席している陣笠共も国民と同じ状態で討論を聞かざるを得ない状況を強制し、守れない奴は出席させない位徹底すべきである。
国会では国会開会中に原則として一週刊に一度合同審査会の主宰で党首討論の実施を明記しているが、今回も与党が会期を延長しなければ党首討論は実施されなかったはずである。
党首討論を重視しない理由を政府側は、「どうせ委員会に首相が出席して答弁するし、質問内容が重複することが多いから」と詭弁を弄しているが全く有権者を馬鹿にした弁解である。
私利私欲をすて全て国益の為に議論を戦わせても、与野党の立場の相違から完全な意見の一致は困難なのは当然であるが、少なくとも防衛と外交については国益の観点から真剣に突き詰めれば、国民を二分するほど大きな差異は生じ無いはずだと我輩は信じたい。
与野党お互いが少しずつ譲歩してでも日本国としては同じ理念で行動すべきであり、いな同一行動を取らなければならない。
しかる観点からすれば福田の衆議院による新特措法再議決は行き過ぎであり、この問題こそ量党首が命懸けでドスをテーブルに置いて国益の為に、差し違え覚悟で徹底討論すべき課題である。さもなくば福田の支持率はドテ下げである。
2008年1月11日
「給油艦インド洋再派遣の新特措法を衆議院で再可決した福田の誤算」
新特措法は参議院で否決されたのに、衆議院の優位性の一環として法律に規定されている三分の二条項を悪用?して昨日強引に衆議院で再可決した。
現行憲法は戦後占領下のアメリカによって押し付けられた法律なので、多分米国の上下二院制を参考にしたのだろうが、詳細は勉強不足で承知していない。
現状のようなねじれ現象下で政策決定が身動きならない事態に備えて例外的に規定されている条項で、国家の浮沈を賭けた案件のみに適用されるのが、302条項存在理由のはずである。
民主主義の先輩である米国では最高責任者である大統領に大統領特権が付与されていて、例え両院で反対されても重要な政策を強行する方法が存在する。
我ボケ頭なりに思考すると、現状のような所謂“ねじれ現象”が生じた時の窮余の一策として付与された条項であって決して安易に使われる条項ではない。
ましてやこの最後手段は外交政策に於いては絶対に行使すべきではないとの思考が我輩の主張である。
特に今回の新特措法のように国民の意志は大体反対が50%、賛成は40%その他が10%と、ほぼ民意は二分されているのである。
それ故に時間をかけて徹底的に議論し、それでも結論が出にくければ衆議院を解散して民意を問うた後で国民の意向に沿って行動すべきだったと我輩は強く感じている。
今回の三分の二条項は過去に一回だけ行使されている。
それは1951年6月2日にモーターボート競走法案を成立させる為だった。
民族派親分の笹川良一や右翼の矢次二矢等の猛運動での結果であるが、当時はサンフランシスコ条約締結前で、正確には未だ連合軍占領下での可決である。
新聞等マスコミがこの条項が行使されたのは二回目であると報道しているが、日本が独立国家の政府として行使したのは初めてである。
つまり福田は過去に例の無いきわめて稀な、この国の民主主義の形を曲げ兼ねない重要な手法を歴史上初めて行使したわけであり、海上自衛隊の給油艦を派遣 することがこの国の命運を左右する一大事とはどうしても思えないような決定をした以上一命を賭して結果に責任を負わねばならないし、当然それだけの覚悟は していると思いたい。
2008年1月13日
「三場所振り出場、初日白星でアノ朝青龍バッシングは胡散霧消」
人の噂も七十五日とはよく言ったもので、初日の勝利で昨年の朝青龍批判は何時の間にか消え失せてしまったばかりではく、相撲関係者は報道も含めて「流石に横綱、強いですねぇ」と賞賛の言葉ばかりである。
仮病を使って大事な巡業を“スッポかして”サーッカに興じたことが報道され、巡業関係者、相撲ファン、報道機関等日本全体から激しく批難され、横綱審議 委員の内館おばさんや識者を自認するそれなりの有名人から、「直ちに引退して二度と日本に戻るな!」と散々罵倒されたのに、この変わりようは何だと言いた い。
朝青龍のお陰?かどうか知らないが、初日に久しぶりに満員御礼の垂れ幕が下がり、散々叩かれてきた北の糊理事長や朝青龍問題で理事を辞めさせられた元朝潮の高砂親方の心境や如何にと勘ぐりたくもなるが、勝負の世界は勝てば官軍で全ては解消されるのかも知れない。
まだ初日なので今後の星勘定次第で変わり身の早い日本人の反応は分からないが、案外朝青龍は日本人のいい加減さを読みきっていたのではないか。
相撲の横綱の進退など我輩にはどうでもよいことだが、先日久しぶりにあの安倍がテレビに映っているのを見て何気なく話しを聞いていたら、インド洋への給 油艦派遣新特措法の衆議院再可決についての前総理としての感想聞かれて曰く「私がブッシュ大統領と約束したことが実現できて嬉しい」だと、ぬけぬけと話す 方も方だけど、あんな無様な辞め方をした奴にインタビューするテレビ局もなにを考えているのか全く白けるばかりである。
安倍が施政方針 演説を終えた直後に、突然の辞任表明で政界を混乱させ重要な問題を先送りさせた損失は大きく為政者としての責任は重大で、当時は一日も早く 政界を引退して国民にお詫びしろとの声が強かったのに、大恥を晒してそれこそ百日足らずで国民に頭も下げずにテレビに顔を出すなど阿呆である。
朝青龍の復帰劇を見ながら思わず我輩の頭をかすめたのが安倍の政界復帰であり、男芸者の力士と政治屋の感覚にはあまり差異はないと感じた次第である。
節操のないのは横綱や政治屋だけではなく国民を誤った方向に導きかねないマスコミの姿勢も同罪である。
2008年1月14日
「憲法59条衆議院再可決の乱発は次期衆議院選挙の自民大敗を決定?」
新特措法が参議院で採決され自動的に衆議院に送られ、自公連立が59条を悪用?して出席議員の三分の二で再可決された。
可決されたことで海上自衛隊はまた給油艦と駆逐艦を各々一隻はるか彼方のインド洋まで派遣することを決定したが、報道によると六月にはもう帰国する予定らしい。
賛否両論は別にして、わざわざ遠くインド洋まで遠征するのだから米国並みにせめて一年位は給油活動に集中したらどうかと思うのは我輩だけだろうか。
政府は伝家の宝刀まで持ち出してまで成立を図った意図が疑われる。
本来民主党は新特措法を参議院での採決をせずに時間切れを狙ったが、社民、共産等があくまだ採決による反対を主張したので、野党の足並みを揃える為に不本意ながら譲歩して採決に同意した。
もしも採決せずに先送りしていたら参議院閉会後60日以後の衆院再可決になっていたので政局はかなり変わっていただろう。
単独過半数を有しない民主党の泣き所であり辛さであり、今後の議会運営に微妙な影を落とすことは避けがたいだろう。
しかし民主党サイドから思考すれば、昨年の参議院選挙で民主党が勝利して第一党の地位を確保したことは阿呆な安倍失政のお陰の棚ボタだから、今後は他の野党の立場など無視してただ自民党と刺し違える戦略に徹底し、早期解散に突き進むことを期待する。
先 日、衆議院の再可決に民主党の小沢が議会を途中で抜けだしたことを自民党幹部やマスコミに叩かれ、鳩山幹事長が代わりに国民にお詫びしていたが当の小沢 は曰く「勝負の決まった再可決に投票するよりも大阪知事選挙の応援を重視したまでで、何ら批判される行動ではない。」との主張を我輩は支持する。
極論すれば絶対多数の衆議院など福田の施政演説だけを行って形式的な代表質問など止めるべきである。
ましてや与党の質問など時間と血税の無駄使いである。
委員会においても与党の質問時間はゼロにして、全て野党に割り振り国民新党、共産党、社民党にもそれなりの質問時間を割り当てれば大臣どもも多少は緊張して、堂々と居眠りする大臣はいなくなるのではないか。
2008年1月18日
「国会改革への提言。本会議での首相施政演説に対する質問各党代表の質問は止めて、各委員会で首相に質疑を挑め。形式主義の代表質問は即中止せよ!」
本会議での首相施政演説に対する各党代表質問を見ていると、与野党一、二年生のヤジ担当議員と質問者と同じ党員以外は殆どが隣の同僚議員と雑談するか、居眠りして演説などまともに聴いていないのが実情である。
本会議はテレビ中継されて己の醜態が写されることを承知しているはずなのに、国民の目すら無視して全く真剣味は感じられない。
本会議での代表質問は即刻止めて、それらの時間を予算委員会に上乗せして各党代表者が直接福田と質疑すればよい。
以前にも書いたことがあるが政府と一体の自民党と、自公連立を組んでいる公明党はどうせ八百長質問しかしないので質問権を返上させ、質問時間は全て野党に振り分けて質疑の中身を充実させなければ国民は益々政治不信を深める。
阿呆官房長官の町村は己の政治姿勢を棚に上げて、二言目には国会を国権の最高機関と表現するが、不真面目なサル議員どもを見ていると国会は動物園そのものとしか見えない。
今国会の最大の目玉は、所謂ガソリンが25円安くなるか否かを決める“道路特定財源の暫定維持”に拘わる法律論議であろう。
民主党は国民のガソリン値下げ期待を背景に“暫定維持”廃止を主張し参議院で徹底抵抗を意図しているが、我輩も賛成である。
今更道路整備を急がなくても国民生活に支障が生じるわけではなく、ガソリンは車用だけではなくストーブ用等でも即生活に影響を及ぼす生活用品である。
マスコミ報道によると国民の約80%が暫定税率廃止による実質値下げに賛成しているのに、福田はまた衆議院での再議決をチラつかしているが、今度その手を使えば即解散に追い込まれ、八月のサミットもおかしくなるだろう。
ところで“暫定税率”と言いながら30年も継続しているとのことなので、因みに辞書で“暫定”を確認したら“一時的”と書かれていた。
どうも自民党の辞書では“暫定とは永久”と同じ意味らしい。
1970年代の第一次石油ショックを乗り切る為に初めて“暫定税率”を採用したのだが、道路族のサル議員どもにとっては宝の山だったわけである。
貧乏人の味方の公明党までが自民党の肩を持って継続賛成とは正に騙しでる。
2008年1月22日
「民主党参議員 大江康弘に警告する。民主党の方針に反対するのは勝手だが、その前に民主党の比例代表のお陰で当選した参議員の議席を民主党に返して、潔く議員辞職し自民党に鞍替えしてから道路特定財源に賛成せよ!」
先の参議員選挙では小沢党首にもみ手で護摩をすり、土下座して民主党の比例上位に名を連ねてもらいながら、当選後は残り議員年数が五年半もあるから党の方針に造反するような奴は先ず人間として失格である。
反対するなら去年の参議院選挙前に道路関連法には民主党の方針に反対の意思表示をして、その上で選挙に臨むのが人の道である。
大江の行為は去年の言葉“偽”そのものの振る舞いであり、議席の私利私欲化そのものであり、こんな下衆は与野党を問わず国会から追放すべきである。
民主党もこのような不義理な奴は即刻打首にして除名する位の強い姿勢がなければ、政権奪取など夢のまた夢である。
他に民主党の方針に反対している参議員に渡辺秀央や山下八州夫の名前が上がっているが、その経歴を調べて見ると国会議員経歴が長いわりには今まであちこち離党の繰り返しでしっかりした政治姿勢がないことが歴然である。
我輩は民主党に肩入れしているわけではないが、現状の自公連立はいずれにしてもこの国を克ってないほど将来の国家像を曖昧にしていることは間違いないし、現在の混乱を招いていることも事実であろう。
民主党のお粗末な国会運営を指摘していたら、更に顰蹙を買う記事が報道されていた。
ことの評価は別にして、インド洋に海上自衛隊艦艇を派遣することは国会で正式決定したのだから出航することは仕方がないが、その出航の見送りに安倍が参 列していたとの報道を見て、奴には“恥”を知ることを理解しない阿呆とすれば、奴の行動は民主党の阿呆参議院と等しく人間のくずである。
つい数ヶ月前の誠に理不尽な馬鹿げた首相辞任劇を考えれば、海上自衛隊の出航式に出席することなど我々国民感情からすれば到底考えられないが、出席する奴も阿呆だけど、招待した奴も同じ狢である。
敵前逃亡した前最高指揮官に見送られる海上自衛艦の乗組員こそほんまにありがた迷惑で、士気が上がるはずがない。
出航に会わせて克っての親分守屋前防衛次官が保釈されたのもご愛嬌である。
2008年1月24日
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