「 師走雑感 2007年 」
例年、師走入り時事雑感1号には“師走雑感”を書いているので参考までに読んでみたら、昨年(文中本年2006年)と今年(文中翌年2007年)を間違えて各々2005年と2006年と誤記していた。
終わったことなのでどうでもよいことではあるが、昨年の今頃はマンションの強度不足問題で騒いでいたようである。
今年は政府が給油艦のインド洋派遣問題をさも日本国の命運を左右するように喧伝してマスコミを焚きつけているが、昨年とはえらい違いである。
これも全て先の参議院選挙で自公連立政権が大敗した結果の巻き返しが福田の目的であるが、防衛省の前親分がブタ箱に入れられている状況では誰が見ても体制の建て直しが先決であることは明白で強行すれば敗北は必死である。
今年一番のニュースはやはり何と言っても参議院における与野党逆転劇で民主党が第一党になり野党が50年ぶりに参議院の主導権を握ったことであろう。
その後の自民党安倍政権の無責任な辞任に伴うドタバタ劇はご愛嬌としても、今度は民主党の小沢が何を血迷ったか安倍辞任に付き合うような辞任表明をしたが、二日で元の鞘におさまる不手際で墜落寸前の福田自民党をたすけた。
次に東京地検特捜部が大物次官を逮捕して、数十人の検察事務官を動員して防衛省の本丸に乗り込んで大掛かりな家宅捜査を実施した以上、中途半端な事件解明では到底国民が納得しないだろう。
額賀財務相と同時に守屋から名前を上げられた久間前防衛庁長官も逃避入院から退院したらしいのでいずれ追跡されるであろう。
いずれにしても防衛庁長官経験者は全て何がしか二兆円の防衛装備購入に絡んでいると観るのが常識的なスタンスだろうから、正月の雑煮をのどに痞えないように他人ごとながら気になるところである。
今年の初めころはトヨタを初めとして我国の世界的企業の好業績に引っ張られて、法人税、事業税等の企業関係の増収による税収増が喧伝されたが、後半はアメリカの中小ローン被害等で日本の中小企業倒産も増加し一転不況ムードに襲われ、あまり愉快な正月が迎えられそうにない。
2007年12月1日
「ラグビー早明戦、早稲田記録的快勝、明治屈辱的大敗71対7」
国内最高の人気を誇るラグビー試合と言われる早明戦だが、今回のゲームは五万人の観衆は勿論テレビ観戦の全国ラグビーファンの期待を完全に失望させたばかりでなく、伝統の一戦の意味まで疑問を呈する明治の無気力試合だった。
早稲田贔屓の我輩にしてみれば、これほど痛快な試合結果はないはずなのに、明治フィフティーンのあまりのお粗末さに、試合途中で早稲田に応援するのを止めて明治に発破をかけたくらいである。
長い我輩の観戦歴のなかで、今年の試合くらい真剣さの感じられない明治の選手の気迫の無さを感じた記憶がない。
明治のスタンドオフは一年生から抜擢したらしいが、試合早々から笑顔をみせながら観客に手をあげるジェスチャーを観て、こいつは試合に出れたことで満足してティーム全体に神経を使うほど試合に集中していないと感じていたら、案の定我輩の予感が的中した結果に終わった。
早明戦がどのような結果に終わろうと、当然のことながら我輩の懐具合にも世の中にも何ら影響するわけではないが、それにしても現代っ子に伝統の一戦の意義など分からないのではないかとさえ感じさせた。
伝統というからにはその根底には国家や民族という強い意識が前提であるから、そのような自覚の薄い今の若者に伝統の一戦を求める方が無理なのだろう。
国権の最高機関である国会では私利私欲しか考えない議員どもが、国益や国民の存在を無視して無茶苦茶な政争に明け暮れ、国家と国民を守るべき防衛省は親分以下腐り切っているし、そのような乱れた国情の下で愛国心とか国益とかを若者に理解させようと考える方がどうかしているのかも知れない。
前防衛次官の名前が守屋というのも考えてみたらふざけていると思う。
何も好き好んで引き継いだ名前ではなかろうか、守屋とは単純に読めば“家を守る”ということであり、家の集団が国家であるし、前守屋次官はまさに日本国家を守る最高責任者であったわけである。
二十七万人の部下達は一生懸命鉄砲の弾をうつ練習しているのに、親分は税金を誤魔化してカミさんと真剣に“ゴルフボール”を打っていたわけだ。
2007年12月2日
「海自給油艦インド洋派遣の特措新法が参院外交防衛委員会で審議開始」
先の衆議員の委員会に於ける民主党の質問はどう見ても迫力不足で、絶対多数を盾に誤魔化しの答弁ばかり繰り返す福田、町村、高村、石破にしてやられたが、参議院は形成が逆転しているので質問者もかなり真剣に取り組み、改めて参議院の存在価値をアッピールした感じである。
中でも民主党の最終質問者、榛葉賀津也議員はさすがにベテランだけの重みを感じさせる議論内容であった。
今までの民主党議員の新法反対論に対して町村は必ず決まり文句の「民主党さんは新法に反対されるなら対案を出してください」との一転ばりで民主党の柔な議員どもの攻撃をかわしてきたが、榛葉議員の回答はさすがだった。
町村の一撃に対して平然と「民主党の対案は“補給艦のインド洋派遣に反対との私の主張そのものが対案である」と答弁しカウンターパンチを見舞った。
今回の新法が旧法と異なるのは給油、と給水に絞った点であり、民主党はこの二点に明確に反対しているのだから立派な対案である。
榛葉議員の答弁姿勢の評価すべきところは曰く「給油反対の私の答弁が“民主党”の対案である」と言い切った点である。
他の民主党議員は町村に反撃を食った時に「民主党もいま対案を制作中である」と曖昧な回答を続けた為に町村の術中にはまったわけである。
しかし榛葉反撃作戦で町村の“対案”作戦は色あせ新法に対する説得力は大幅に後退した。
自民党の阿呆どもは二言目にはインド洋と簡単に抜かすが、あの広大なインド洋にたかが給油艦を一隻派遣しても国際関係には全く無関係である。
小沢民主党党首は参議院の委員会質疑中にも拘わらず明日から民主党員30名を引き連れて中国を訪問するとのことに、審議を急ぎたい自民党執行部は頭に来ているらしいが、安倍政権時代までは民主党の意見など無視してやりたい放題の議会運営をしたのだからお返しだよ。
ただ小沢の訪問先が中国というのが我輩の立場から多少不本意ではあるが。
自民党は会期の延長までして新法の成立を画策しているが、福田に本気で日本国家と国民の利益を考慮するなら即あきらめて中小企業対策に専念せよ。
2007年12月5日
「隣国中国、ロシアは信頼するに足り得る大国か?」
我国の厳密な意味での隣国は韓国、北朝鮮を含む中国、ロシアの四カ国であるが、経済的にも軍事的にも対応可能な韓国、北朝鮮は別にして考えたい。
政治的、経済的、軍事的側面から分析すると、先ず世界一の人口13億人を擁する中国と、世界最大の領土と一億五千万人の人口、世界有数の石油、ガスを保有するロシアが当面最も真剣に対応しなければならない国家である。
いみじくもこの二大国と日本は非常に大事な領土問題を抱えている。
中国には石油、ガスを埋蔵している尖閣列島の所有権、国境線をめぐって会談を重ねているが、中国側の主張は全く日本の立場を無視した一方的なものだ。
小泉の後を継いだ安倍がアメリカよりも先に中国を訪問したので、五年間にわたる対日対抗政策を変更したかに見えるが、大きく国益を左右する尖閣列島問題に波及すると絶対に譲歩する姿勢は見せない。
ソ連邦崩壊でウクライナ等が離脱したので多少、人口や領土が減少したが、それでも日本の約55倍の広大な領土を保有する世界一の大国である。
それなのにロシアにとっては“鼻くそ”みたいな北方四島を日本に返還しないのだからロシア政府は全く怪しからぬ存在である。
先の大戦結果を悔いても始まらぬが、日本の55倍の超広大な領土を保有しながら、北方領土問題では全然譲らないロシアに対して日本人は何故もっと怒りを露にして行動しないのか不思議でならない。
日本の55倍もの国土をロシアは持て余しているのが実情である。
一億五千万の人口では国土の充分な開発は不可能で、日本の工業力、技術力、資本力が喉から手が出るほど欲しいのだ。
広大なシベリア開発はロシア単独では不可能であることを一番承知しているのは、プーチンでありロシア政府でありロシア国民である。
それなのに日本の国益を考えずに自己の利益のみを追求する為にロシアに投資する大企業が続出しているのは本当に情け無いし、腹立たしい。
中国には国益を無視した投資や企業進出がロシアには比較にならないほどの規模で展開されてきたが、中国政府の戦略に騙されて経済協力を進めてきた日本政府の責任は重大であり徹底的に糾弾しなければなければならない。
2007年12月9日
「2007年の世相を表す漢字は“偽“だとさ。」
日本漢字能力検定協会が公募で選ぶ「今年の漢字」が「偽」に決まり、恒例により京都東山の清水寺・森清範貫主が大きな和紙に揮毫した。
食品類の産地や原料の偽装、賞味期限などの改竄が相次ぎ、年金記録や政治資金の問題や防衛庁汚職等を背景にした政界への不満も反映したのだろう。
森貫主曰く「こういう漢字が選ばれるのは悲憤に耐えない。 自らを律する気持ちを持ち、これをバネに来年は良い字になることを期待したい。」と怒り嘆いておられたが、いっそのことこの字“偽”は福田以下政治屋と官僚に返したいといって揮毫を止めた方が効果的だったと思う。
我輩も聖人君主ではないし七十年も汚れた娑婆の空気を吸ってきたので、個人的には多少“偽”に拘わりがあるだろうが、政治屋ども程“偽泥”にまみれていないと断言できる。
“偽“の話題を取り上げたついでに山田洋行の装備品”水増し請求“に関する新しい情報を知って本当に驚いた。
本日の参議院外交防衛委員会で、山田洋行が絡んだ迫撃砲購入価格について民主党議員が公表した資料によると、5000万円で山田が外国のメイカーから仕入れたものを一億七千万円で旧防衛庁に売却し、山田は一億二千万円を懐に入れて国民の血税を食い物にしたわけだ。
今まで山田洋行は長年に亘り旧防衛庁に装備品納入を行っているから、数千億円を商っているはずである。
正確な数字は検察の捜査中を口実に防衛省も余り積極的に資料を提出したがらないが、いずれにしても数千億単位の商いをやっていることは確実なので、先の迫撃砲の利益率から換算すると一千億以上の利益を上げているはずだ。
このように乱れまくって組織の体を為していない状況の中で、国会の会期を再々延長までして、たかが一隻の給油艦をインド洋に派遣しようと企んでいる福田の政治手法こそ本年最大の“偽”である。
福田は連日のブラ下り記者会見で予期せぬ質問に遭遇すると、記者に向かって「その問題は大したことないんじゃない?」と言って誤魔化す癖があるが、最近は国会の委員会でも同じ態度を取り出したので、そろそろ墓場行きを覚悟し始めたかもしれないぜ。
2007年12月13日
「海幕長がイージス艦情報漏えい事件で引責辞任」
海上自衛隊幕僚長は海上自衛隊制服組の最高指揮官である。
戦前の軍隊組織では海軍長官に相当する最重要地位である。
軍の情報漏洩は最高責任者が引責辞任する程の重大事件であり、軍隊組織にとって如何に大きな問題であるかの証拠である。
海自の三佐(旧軍隊少佐)が、海自が誇る最新式の超高性能機能、武器を装備したイージス艦の情報を漏洩した事件である。
今回の漏洩事件に主役を演じた松内三等海佐は若干34歳だから多分将来を嘱望されたエリート幹部であろうが、中枢に位置する佐官クラスまで巻き込んだ事件からして徹底的に追求すればかなり関係者は増えるはずだ。
先進国では常識であるスパイ防止法とか反逆罪が整備されていない我国は、敵からすれば正にスパイ天国であろう。
推測するに今回漏洩した情報は多分全て中国に流されたのだろうが、経済交流ばかりに目がくらんで中国の本質を見間違えている為政者どもが一日も早く目覚めて、新たな観点から中国に対処すべきである。
防衛省全体のトップである前次官が汚職容疑で逮捕され、更に制服組の最高指揮官が引責辞任を決断している現状は、極論すれば指揮能力、防衛能力を喪失している無力軍隊状態である。
このような壊滅状態の中で、給油艦をインド洋に派遣するなど言語道断であり、誰が考えても先ず自衛隊組織の監査、点検、再教育を実施して組織の再生、再建を図るのが常道であろう。
平服組の汚職関係も今は山田洋行がらみだけが取り上げられ、騒がれているが、装備関係の影に隠れているのが30万人の隊員を食わせる食料関係等も叩けばかなりややこしい不正購入の姿が浮き彫りになるはずである。
今回の秘密漏洩もスパイ防止法が存在しないので日相互防衛援助協定等に伴う秘密違反容疑での逮捕であり、罰則も軽く、現状のままではまた同じ漏洩事件が続発しても不思議ではない。
このような自衛隊の脇の甘さではアメリカは絶対に日本軍?を信用できないし、最新鋭のジェット機だって売ってくれないのも当然である。
2007年12月15日
「失言連続、指導力皆無の福田に総理の資質はゼロ!即刻辞めろ!」
福田は「己に総理大臣の資質があり、一億二千六百万人の命運を預かるに相応しい器である」と本気で考えていたらほんまに阿呆やで。
福田は安倍政権を引き継いで首相の座に就くにあたり、安倍が国民に約束した国民年金問題は全て己が引き継いで、来年三月末までに明らかにする約束を守ると神妙に国民に約束した。
10月3日に「来年2008年までをめどに、基礎年金番号に未統合の5000万件の年金記録について名寄せを実施し、記録が結びつくと思われる方に加入履歴を送る」と本会議で明言しているにも拘わらず、実現不可能を舛添厚生大臣が発言したことを受けて12月12日曰く「公約違反というほど大げさなのかどうか、と思いますけどね」と国民を全く無視して馬鹿にした発言をした。
更に翌13日には公約でどういうふうに言っていたかが頭にさっと浮かばなかったから、「公約違反というほど大げさなことではないのではないか」と言ったと何とも怪しからぬ弁解をしている。
首相の大役を引き受ける時に当然頭に叩き込み、肝に銘じているはずのマニフェストすら覚えていなかったととぼける奴の言うことなど、今後一切信用できないことを自ら告白したに等しい弁明である。
ということは、福田がいま全ての国家的懸案事項を放置して馬鹿の一つ覚えで主張している“新特措法”の成立もいい加減な発想から出た国益を無視した行動に他ならない。
前任の安倍が昨日、首相辞任後初めてマスコミのインタビューを受けて、退陣の経緯や当時の心境や健康状態を説明していたが、相変わらず下らぬ弁明に終始していると思う反面、もしかしたら福田は全ての面で安倍以下ではないかとさえ思えてならない。
福田は首相の座に就くことが目的の全てであって、首相として国家、国民の為に命懸けで貢献するなどという意識や覚悟は皆無であったと思わざるをえないし、こんな阿呆首相は一日も早く退陣させなければ国家的大損失である。
国民に対して約束したことをマニフェストとしてさえ無視してとぼける奴らだから、奴らの演説など口から出任せの戯言にすぎないのである。
2007年12月17日
「福田、年末27日から中国訪問の愚行」
相次ぐ失言や国民を愚弄した政権運営に対して国民の怒りを反映して、福田の支持率が一挙に12%も下げた。
福田の支持率が38%までさげて不支持が上回り、政権発足後わずか三ヶ月で国民に見放された。
そこで“困った時の神頼みならぬ中国もうで”で国民の目を欺こうと企んだのが、27日からの訪中である。
国内に多数の問題を抱え、中でも中小業企業の経営不振は深刻で、月間倒産件数も十月は1100件をこして前月比38%も増加し、年末を控えて資金繰りに窮して正月を迎えられない中小企業が続出しているのに無視しである。
就任当初には中小企業を元気づける対策第一に万難を排して遣りますと、調子のいいことをぬかしておって実際は一から十まで特措新法だけである。
年末を控えて多分、胡錦濤親分も国内行事に翻弄されて他国の政争の手助けする暇などあるはずがないのに、もみ手で三拝九拝して懇願した結果会ってくれるのだろうが、東シナ海の問題など親分のゼロ回答は見え見えである。
時期を見て尖閣列島のガス田問題に少しでも先が見えてから訪中するならとも角、何ら成果が期待されない中での訪中は日本国の信用を更に失墜させるだけであり、中国の思うつぼである。
折角たどり着いた総理の座を少しでも引き延ばす為だけに、恥をかいてまで訪中する愚行は正に国益の損失である。
歴代の為政者の中で無能な奴ほど外国訪問に熱中して内政に不熱心である。
外遊の機中では失政、失言に対する罵声も届かないし、ブラ下り会見も遣らずに済むから失言の心配も無いし、無能な奴ほど外国に一時逃避したがる。
多額の血税を浪費して成果の期待できない外国訪問するぐらいなら、官邸で昼寝でもしていた方が国益に利するのではないか。
「福田首相は完全に過去の官房長官に戻った」と誰かマスコミの奴が言っていたけど、我輩に言わせれば官房長官どころか一議員に格下げしたと言いたい。
度々言っているが、政策や外遊する前に日本国の最高指揮官とは如何にあるべきかを今一度国民に充分説明するのが先である。
2007年12月19日
「パキスタン政情、ブッド元首相暗殺で緊迫」
日本から遠く離れたパキスタンの政情を何故取り上げたかと言えば、現在日本の政治が抱えているインド洋への給油艦派遣の相手国がパキスタンの艦艇である関係からである。
因みにパキスタン国は人口約一億5000万人で面積は日本の二倍半で、国民所得は100位前後の発展途上国であり、貧しい国である。
その貧しいパキスタンは長年に亘り軍事政権が政治を左右し、現ムシャラフ政権も七年以上軍事独裁を継続している。
武力で政敵を追放し国民の発言と自由を抑え込んできた極めて政情不安の国パキスタンに、更に今回のブッド元首相暗殺事件で一層の混乱が予測される国の為に、わざわざインド洋まで出かけて給油することが福田が馬鹿の一つ覚えで喧伝する世界平和に貢献出来るはずがないことは明らかである。
ムシャラフ大統領は世界平和に貢献する余裕など皆無で、今はただ国内政情不安を如何に軍隊で封じ込めるかに掛かっているのである。
報道によると、今回のブッド暗殺によってブッド支持者の怒りは頂点に達して暴徒化し、内戦に広がりかねない程国内は混乱の極地にあるパキスタンにわざわざインド洋まで自衛艦を派遣してまで給油するのは明らかに愚行であり、国益を損なう国賊行為である。
もしも民主党が今回のパキスタンの政変を指摘して給油再開の無意味さを国民にしっかり説明し阻止出来なければ、折角参議院を支配できる有利さを無駄にするだけではなく政権への期待を大きく裏切ることになる。
福田以下政権担当者どもは二言目にはアフガニスタンへの政権安定に寄与協力を強調するが、アフガニスタンへの関心を示す前にパキスタン情勢の安定が先ではないかと言いたい。
インド洋でのパキスタン艦艇への給油を継続しないことが日本の国際信用失墜につながるなどと喧伝して、国際情勢に無知な日本国民を騙して己達政治屋の都合を優先させようとしていることを国民もいい加減に理解すべきである。
安倍から福田に首はすげ変わったけど政治の貧困は来年まで先送りとは何とも情けない限りである。
2007年12月28日
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