「時事雑感・草莽危言」2011-10-07
25日のニューヨーク外国為替市場で1ドル75円73円まで上昇し、今月21日に付けた75円78銭を更新したので政府も日銀も慌てて追加緩和策を検討している。
欧州連合(EU)ではギリシャに次いでイタリアとスペインまでが国債の下落で経済危機が表面化したので、EUは解体の危機すら囁かれている。
そのような国際経済危機状態の中で、主要国際通貨のドル、ユーロ、ポンド等より消去法では円が一番高い評価を受けているのだから本来なら日本国としては喜ぶべき現象のはずである。
それなのに政府、日銀が懸念しているのは工業製品の輸出国である我が国の輸出が大きな痛手を被るという発想、理由からである。
多分、そのようなことが大きなマイナス要因なのであろうが、反対に日本は石油や鉄鉱石等は殆どが輸入に頼っているわけだから安く購入出来るはずであり、この際円高メリットをフルに利用して世界市場から官民一体になってM&Aを利用し、海外企業を買収しまくったらどうなんだ。
日本の企業が海外に出て行くことばかりマスコミは喧伝し、日本国内の空洞化を憂い、このまま円高が進めばその内日本から企業は居なくなるんではないか、と喧伝して国民に危機感を煽るが安い買い物があればどんどん買い集めればいいのではないか、と我がボケ頭は単純に想像する。
我がボケ頭の思考ではいずれにしてもこの国はその内四面楚歌状態に襲われるから、如何なる手段、戦略でも駆使しまくれば良いんだ。
我が“日本帝国自衛隊”はいずれにしてもこの日本国を独力では防衛する能力は保有していない。
時々、あほな政治屋や評論家や一部の学者崩れが、米国の軍事力を当てにせずに日本国軍隊?独力で中国やロシアや韓国と対峙してこの国を守れると正に“夢”みたいなことを抜かす御めでたい奴どもがいるが、全く現実離れした発想である。
この国が日本独自で実践出来るのは“円札”を大量に世界にばらまいて、企業や原料等を買い捲り、現在、円の信用を保持している間にかき集めることで、新たな工業化を図るしか生きる道はないと信じている。
どうせ沈むのだから全力を出し切って悔いを残さない道を選択すべきだ。
2011年10月26日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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