「時事雑感・草莽危言」2011-11-06
当選一回、弱冠三十歳で自民党の青年局長に任命されたが、民主党野田政権が推奨しているTPP参加表明に堂々と賛成の意思表示をして、自民党内紛の中心人物に祭り上げられる様相を呈して来た。
親父の元首相純一郎譲りの直情型性格をむき出しにして、TPP問題に優柔不断な谷垣総裁以下煮え切らない態度に痺れを切らして執行部批判を高めている。
新次郎は選挙区が神奈川県であり農協に頭を下げなくても選挙に勝つ自信があることも起因しているのだろうが、どこまで己の信念を貫けるか興味のあるところである。
それでも現執行部に反対して批判のボルテージを上げるので、執行部としても黙認出来ず先日から予算委員会の理事を退任させられている。
それでも臆することなく自己主張し続けているので、次は青年局長のポストを追われることになるのか興味のあるところである。
しかし自民党の谷垣、石原体制も小泉のような頭の切れも良く弁も立つ有能な人材を生かせないようでは、いくら野田だめ政権が墜落しても自民党の株も上がらないから政権奪取も難しいと我がボケ頭は予想している。
自民党が次期政権を狙うのであれば、谷垣、石原体制では国民から多数の支持を得るのは難しいが、しからば政権担当できる人材が今の自民党に居るのか思い浮かばない。
貧すりゃ鈍すとは昔から言われているが、自民党も政権から離れて二年が過ぎると野党ボケして議員に活気が見られないし、発言にも生気が見られなくなった。
ただ民主党と自民党を天秤に掛けて右往左往していた公明党が、どうも民主党の優柔不断な政策対応に見切りをつけて自民党と縁りを戻して次期衆議員選挙を戦う方針で決定したみたいなので、いずれにしても二年以内には自公政権に戻るだろう。
其の前に自民と民主党がガラガラポンして、保守性思考議員が集まって新党を創るぐらいの騒動があれば日本国の政治の為にはプラスだろうが、そのような革新的な政治行動を実践出来る金と度胸と政策を有する人材は我がボケ頭には見当たらない。
今の国会議員の中から総理大臣を選ぶのであれば、“どいつが就任しても同じ”と言う諦めた心境にならざるを得ないのだから、小泉新次郎に遣らせたらどうだ。
衆参合わせて727人も議員が在籍しているのに、どうせ命がけで政権運営をするような奴は一人も居ないのだから、英国に習って若い奴に失敗覚悟で遣らせる価値はある。
2011年11月20日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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