毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2009年10月1日木曜日

09-09-10

「鳩山総理外交デビューの成功」

  鳩山首相の訪米で一番印象に残ったのは、海外のマスコミ関係者を含む記者会見や日米、日中、日露等の主要国首脳会談や国連の演説や主要国会談に於ける演説や説明を、殆んど自らと民主党側近により作成した内容に徹して従来のような役人が草稿した原稿を排除した点である。
  如何なる場面でも原稿に頼ることなく自分達で考え作成した内容を堂々と語った態度は一国の代表として十分に評価に値すると思う。
  歴代首相による役人どもの原稿の棒読みとは異なる態度を見ていると、伊達に東大工学部出身ではなく本当に頭の良さを感じさせられた。
  頭の良さと英語が達者という点では1991年から1993年8月まで総理を務めた宮沢喜一と比較出来るが、宮沢はバブル処理を誤ってその後の日本をどん底に貶めた張本人であり、指揮官の器では無かった。
  鳩山政権はスタートしたばかりで今後当然のことながら色々な難問に直面するだろうが、「小事構えず大事争うべし」との姿勢で自公連立政権が食い散らかしたこの国をしっかり腰を落ち着けて再建のために対応してもらいたい。
  訪米で親分不在にも拘わらず、前原国交相や亀井金融担当相や長妻厚生相等は早速懸案事項に取り組む姿勢を見せているし、息切れしないで役人どもに振り回されないように行動することを期待する。
  マスコミや自民党等新野党勢力は早速海上自衛隊のインド洋給油撤退問題を取り上げて日米関係への波及を取り上げているが、米国もタカ派のブッシュから穏健派のオバマに政権交代しているのだから、阿呆な自民党の批判など問題にせず新しい政策に邁進すればよい。
  ブッシュ政権時代にアメリカが東欧二カ国で計画していたミサイル関連施設計画を廃止したので、ロシアが対米関係で柔軟姿勢に転じ対イラン向け政策でアメリカに協力姿勢を見せ始め、イランの対米強行路線に微妙な影響を落とし始めていると報道している。
  外交問題は色々な事件に関連があり、給油を撤退したから日米関係がおかしくなるなどと単細胞的な発想だから自民党は大敗したのであり、鳩山民主党は常に国益第一に考えて行動するのであれば、如何なる重要な問題でも躊躇する必要は全く無い。
  国益中心の政策であれば国民は支持するし、国民の支持こそ外交の基本であり政治の基本である。

       2009年9月26日 元始求道会 毘沙門寺岡

2 件のコメント:

  1.  初めまして。
     国内での合意もなしに、単なる「思いつき」でCO25%削減を国際的に公約したことの何処が評価できるのでしょうか?後先も考えないで喋ったスピーチを「役人が草稿した原稿を排除した」って手放しで喜ぶ感性が理解できません。鳩山総理はとてつもない禍根を残したのではないのですか?
     >バブル処理を誤った
     鳩山内閣の中にその片割れがいますよね。そんな前歴の持ち主を経済閣僚に起用した鳩山総理の正気を疑います。案の定不用意な発言を繰り返して急激な円高・株安を招いています。一体どうすれば組閣早々このような失態を繰り返す鳩山内閣を評価できるのでしょうか?
     あと鳩山総理には「故人献金疑惑」がありますね。野党時代にはあれほそ説明責任を他人に求めていたのに「秘書がやった」とか「捜査中で発言できない」とか今まで自分が批判してきた言動を繰り返すと言う体たらく。未だに野党気分が抜けないのでしょうかね。こんな総理でも、民主信者はまた「不当な鳩山バッシング」とヒステリックに叫ぶのでしょうか?

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  2. こんにちは
    まず、ご意見いただいた内容はすべてこれまでの自民党が行ってきた政治の方向転換を示すものだと思います。
    当然いろいろ問題は出てくるでしょうがアメリカでも180日ルールがあるように、日本のマスコミや大衆もただ上げ足をとるのでなく、まずは見守る姿勢が必要かと思います。
    大学試験に合格できない小学生を嘆く親はまさに親バカでなく、バカ親です。
    では。
    毘沙門 

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