「時事雑感・草莽危言」2012-03-07
東日本災害復旧も放置し、国会開催中の今、更に中国艦艇が尖閣諸島に侵入して退去命令を無視し、尖閣諸島は中国領土であると主張しまくっている最中に訪中するとは、民主党には外交政策など無いことの証明である。
訪中メンバーの中に昨年の尖閣諸島侵入事件当時の官房長官で、中国の恫喝に怯えて即時、中国船船長を釈放した仙谷が同行しているそうだから正に茶番だし、中国側にして見れば謝罪に来たくらいしか考えていないだろう。
輿石一行が面会したのが次期主席候補の習近平副主席で、輿石と入れ違いに今度は鳩山が小沢から故錦濤国家主席宛の親書を持参して面会したらしい。
二人の民主党大幹部と別々に面談した副主席は果たして如何なる計算で対応したか判らないが、民主党の馬鹿さ加減に辟易したことは間違いない。
政権交代で内政の失敗は仕方ないが、政権能力不足で外交問題の対応を誤ることは即国益の損失に繋がることであり黙認するわけには行かない。
東日本大災害の復興も民主党の失政で遅々として進んでいないこの時期に、大挙して無意味な訪中をする位なら全員で災害地の瓦礫を視察して周り、ついでにごみ処理に人肌脱ぐほうが余程国益に叶うと思うが、もっとも輿石如き老いぼれでは足を引っ張るだけだろうけど。
いずれにしろ輿石、鳩山訪中では合わせて二十人以上の随員が同行して、また北京の高級ホテルで贅沢にすごしたであろうから、そんな無駄金を浪費するくらいなら被災者に寄付する方が余程税金の有効な使い方だと思う。
小泉政権時代に田中真紀子外相が訪中し、外務省が一泊二十万円のホテルを予約したことに驚き、直ちにキャンセルして時の中国駐在大使を叱責したことを思いだしたが、輿石等はまさかそんな大名旅行はしていないとは思うが、仙谷は官房長官時代に政府専用機を使ってダボス会議に出席した前科ものだから疑われても仕方あるまい。
それにしても民主党幹部どもがこのような国家の信用を損なう行動を頻発していたら、この国は益々迷路に落ち込み修復不能に陥り中国やロシアの餌食にされるのは時間の問題である、と我がボケ頭は強く危惧している。
2012年3月24日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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