「時事雑感・草莽危言」2011-03-09
みずほ銀行の銀行機能停止事件は、本来ならば資本主義を標榜する我が国経済活動の根幹を揺るがす大事件でありながら、北東地震、大津波災害と福島原子力発電大事故の影響でかき消されてしまった。
我が国メガバンクのトップスリーに位置しながらこの体たらくだから、日本の金融界も東京電力の原子力発電事故と同じくたるんでいる証拠である。
みずほ銀行の度重なる事故は、金融機関にとっては絶対に起こしてはならないにも怠慢にも拘わらず、記者会見で幹部が頭一回下げただけで終わりという甘い対応を許しているのは、如何に財務省、金融庁とメガバンクが癒着しているかの証明でもある。
以前にも書いたが国債の売り手と買い手としてズブズブの関係でもあるし、これまた財務省、金融庁の八百長事件の一端でもある。
我々中小企業に対する貸しはがしも、佐賀共栄初めやりたい放題やらせて監督官庁の行政指導は皆無である。
このような理不尽な役所の不条理な行動に対してはいずれ鉄槌が加えられるだろうし、絶対に見逃してはならない。
「東北大災害と原子力発電所事故の本当の影響は今から始まる!」
マスコミは連日、災害と発電所事故を中心に報道しているが、ぼつぼつ報道され始めたのが自動車メーカー等大企業工場の操業短縮や休業である。
報道によると、トヨタやホンダ等の多数の工場に部品を納入している部品メーカーが今回の東北大震災で損害を被り、工場に部品提供が困難になり世界の工場に操短や休業の影響が広がりつつあると説明している。
我が国産業界の稼ぎ頭である自動車や半導体や弱電機等に大きな影響を与えることは、やっと復活の兆しが見え始めていた税収をまたもや根底からひっくり返す事態になることは明らかである。
経済評論家の荻原某婆さんが、「この危機を乗り切るためには政府は思い切って100兆円くらいの国債を発行して日銀に引き受けさせるくらいの大鉈を振るわなければ、日本国の沈没は免れない。」と断言していた。
何かどこかで見たセリフだと思っていたら先日我がボケ頭も何か同じようなことを書いていたことを思いだした。
ついでに中小企業の借金は全て“チャラ”にしてくれよ!
2011年3月25日 中小企業協力会 元始求道会G 毘沙門寺岡
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