「時事雑感・草莽危言」2011-02-04
投資金額や計画の内容の問題ではない、今、日本とロシアは日本国の北方領土を巡って激しく対立している微妙な情況を無視して、私欲を優先させたトヨタの発表を糾弾しているのだ。
我がボケ頭は2007年にトヨタがプーチンのお膝元のサンクトペテルブルグに工場を建設した時も、心の底から憤りを禁じえなかったが、今回もまた国民感情を逆なでする暴挙である。
我がボケ頭は何が何でもトヨタを毛嫌いしているわけではない。
昨年、アメリカトヨタがリコール問題で米国政府に散々理不尽な改善命令を受けたが、昨日、米政府運輸長官が米国の誤診を認めトヨタに謝罪した記事を読んで、我がボケ頭も日本国民として心から嬉しく感じた直後の今回の国賊的計画には、本当に複雑な心境である。
先日、あほ菅が北方領土出身者の集会で、「先のロシア大統領の北方領土訪問は日本政府としては絶対に許せない“暴挙”である。」と強く糾弾したけれど、メドベージェフは馬耳東風で逆にあほ菅に対して「ロシアの内政干渉であり許せない暴言である」と逆襲している。
更に、国防相を視察に派遣し、1991年のソ連崩壊以来の旧式の装備に代えて、最新鋭の武器を配備するという馬鹿げた発言をしてあほ菅政権を牽制している。
そのように日本政府を小ばかにした発言や行動の最中に今度は前原外相が訪ロするとのことだが、一体この国に外交政策など存在するのかと疑いたくなる。
今、季節は冬だが、諺に“飛んで火に入る夏の虫”という言葉があるように、前原は正にロシアから見れば飛んで火に入る“虫けら”である。
ロシアが北方四島に軍備を増強する対象は日本以外には考えられないのは当然なのに、このような我利我利亡者の国に経済的利益を供与することが、売国奴的行為であり日本の国益を犯す行為であることをトヨタの豊田社長はどのように理解しているのか聞きたい。
当然のことながら中国の経済的躍進、軍事的強大化を最も警戒し、恐れているのはロシアであることは我がボケ頭でも解る。
日本国にとっては中国とロシアを競争させ、漁夫の利を得る作戦がベストであることは唯一の方法だが、その作戦を遂行できる為政者は見当たらない。
2011年2月10日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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