毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2011年9月13日火曜日

「台風12号の被害報道のあり方と東日本大震災現状の報道姿勢」

「時事雑感・草莽危言」2011-09-04

  被災者数や被害の大きさだけで両方の報道内容を比較するわけではないが、今回台風12号が発生したのでマスコミは一斉に被害の中心である和歌山、奈良、三重三県の被害報道に集中した。
  確かに台風の被害としては大きいらしいけど、現在判明している人的被害者は死者50人、不明者55人である。
  
  一方、東日本災害の死者数は1万6千人、不明者数4千人で合計2万人だ。
   家屋の崩壊等の被害者は約50万人といわれている。
   更に福島第一原発事故による20キロ以内の避難対象者は約8万人といわれ、農業、漁業等の風評被害は想像を絶する規模に膨らんでいる。
   我がボケ頭は、12号台風被害者は東日本災害に比べたら被害が少ないから被災者は我慢しなさいなどと非人道的なことを言っているのではない。
   
   被害者の立場に立てば、被害規模は問題ではなく、両被害者が非常に困難な情況に曝されている現実は全く同じである。
   我がボケ頭が言わんとしているのは、マスコミは常に新しいニュースに飛びつき、半年前に日本全国は勿論、世界に発信された日本の命運すら危うくしかねないと報道された津波、原発災害が必要以上に薄められているのではないかと言うマスコミの報道姿勢を問うているのだ。

   それらのマスコミ報道に便乗して、発足早々の野田政権が前任のあほ菅政権の無策で大幅に遅れた災害復興策を更に遅らせることの懸念である。
   テレビや新聞の報道姿勢は明らかに場渡り的にならざるを得ないのは、基本姿勢が全て視聴率に重点を置いているからいたし方ない側面は存在するだろうが、そのことが政治的失政まで覆い隠すことになっているとすれば国民としては許しがたい行動である。

   政権が交代しても相変わらず政府の無策に振り回されている我がボケ頭等の中小企業は、被害者数から見れば東日本災害や台風被害より更に大きな犠牲を強いられていることを、野田も真剣に取り組まなければ政権の首をあほ菅から挿げ替えただけで終わる。
      
2011年9月7日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

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