毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2011年9月6日火曜日

「野田新内閣閣僚名簿の“品定め”、雑感」

「時事雑感・草莽危言」2011-09-02

  閣僚名簿を見ての第一印象は、先のあほ菅政権で主要ポストに就いていた玄葉と安住が各々新内閣で外相、財務相という重要大臣に任命されたことであり、あほ菅の悪夢を引きずっている感じを受ける。
  更に女閣僚を無理して参画させる為に大概見飽きた蓮ボウを付け足したことでこれまたあほ菅を思い起こさせる。

  先日、党三役人事で小沢に近い輿石参議員会長を幹事長に任命したので、本気で小沢グループとの垣根を取り払うのであれば、更に小沢組の頭である山岡元国会対策委員長を大臣に就かせる位の配慮をすべきである、と書いたら本当に国家公安委員長に就任させた。
  
更に防衛大臣に小沢の子分を任命したので、小沢組は図らずも日本の“暴力装置”(仙谷表現)である自衛隊と日本最大の武力集団である“桜の大紋”組の両方を支配下に治めたことになる。
自衛隊が約二十万、警察官関連が約三十万で計五十万の武装集団が小沢の配下にあり、これで小沢関連裁判は無罪確定である。(日本は民主主義だからそんなに上手く遣れないところが小沢の泣き所だけど)

野田新政権の組閣人事を見て感じたことは、野田が就任挨拶で話したこと、曰く、「もういい加減で党内紛争は止めましょう」と言った最低の意思表示を野田なりに貫いたと云えると思う。
あほ菅政権では小沢派は完全に冷や飯を食わされたわけだから、今回の輿石と山岡の抜擢で、小沢も子分共も当分は野田新首相の政権対応を静観するしかなかろうから当面野田は安泰だろうと思う。

ただ仙谷を表向き完全に干し上げたとすれば、このまま眠らせておけるかどうかが野田の政権運営の問題点かも知れない。
国会議員に限らず人間は如何なる社会、集団でも勝ち馬に乗りたがる本能を持っているので、もしかしたら仙谷は今頃極めて寂しい思いをしているかも知れないし、反面、あわよくば如何にして巻き返しを図るか無駄な作戦に現を抜かしているかも知れない。

 2011年9月2日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

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