「時事雑感・草莽危言」2011-07-08
中国が政府の威信を賭けて推進している所謂中国版“新幹線”高速鉄道で、大変初歩的ミスが原因の大事故を起こした。
事故発生のつい数日前に、中国新幹線の技術担当最高幹部がマスコミに向かって、「中国の新幹線は中国独自の技術力で開発したもので今から世界に向かって特許を申請する」と吹聴していたテレビ画面を思い起こした。
事故車両は、大半が日立グループ他日本の車両メイカーやフランス製部品の盗作集合体にも拘わらず、あくまで中国独自の製品と虚偽の宣伝を強調して、今後世界に向かって販売を目指していただけに中国政府の面子は丸つぶれだ。
それは事故数日で中国高速鉄道最高幹部の首を切った事実が物語っている。
更に事故処理で事故車両を数両事故現場周辺に埋蔵した事実が報道され、中国政府が事故証拠の隠蔽を図っていると、更なる疑惑が生じている。
中国の高速鉄道工事については新設当時から諸々の問題点が指摘され、その最たるものは共産党幹部や官僚どもの多くの汚職事件である。
この大工事は、先に安否が報道された江沢民前主席と現政権との勢力争いの道具に利用されたとも報道している。
事故の責任問題の追及次第では、中国共産党指導部の新体制にすら影響を及ぼしかねないとマスコミは解説している。
日本で同じような事故を新幹線が起こしたら、即刻事故調査委員会が現地に調査委員を派遣し、事故原因の解明に陣頭指揮するので、中国関係者が今回の事故処理方法として、事故車両数台を破砕し現場近くに埋めたという報道は、我々の感覚では想像できない驚くべき手段である。
今回の事故では未だ正確な死者数も負傷者も発表されておらず、鉄道関係者の報道として約200名の死傷者と、その内50人程度の死亡者を発表しているが全く信頼性のない内容である。
とに角中国政府はこの事故報道の一日でも早い沈静化に躍起になっており、地中深く埋めた車両共々、口封じも兼ねて死者も負傷者も一緒に埋葬?したのではないかとさえ想像したくなる。
15億人を抱える中国政府にとっては200人の命など問題外なのだろう。
2011年7月26日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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