毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2011年8月8日月曜日

「土壇場で凌いだアメリカ国債の破綻」

「時事雑感・草莽危言」2011-08-01

 日本と中国は、アメリカ国債を各々約60兆円ずつ突出して保有しているが、そのアメリカ国債がデフォルト(債務不履行)寸前まで追い込まれ、決済期日前日にやっと米国下院の同意を得て履行されるというお粗末さを世界に晒した。
 オバマ大統領は何故このような緊急事態に追い込まれたのか、我がボケ頭には不可解なのであるが、報道によるとこれらの国益を無視した野党共和党一部議員の行動は全て来年11月の大統領選挙がらみらしい。

 米国の議席内訳は上院、定数100議席、内)民主党51議席、共和党47議席で、わずか与党民主党が上回っているが、下院、定数435、内)民主党193議席、共和党は
240議席で過半数は218である。
 故にオバマ大統領は民主党及び他の野党議員25名以上をオバマ支持に懐柔して賛成に回らせたことになる。
 何が起こるか分からないのが国際情勢であり、アメリカ国債がもしもデフォルトしていたら日中は肩を並べて米国に貸し倒れが60兆円発生したことになる。

 終戦後66年に亘り米国の傘の下で発展してきた日本はともかく、中国の場合は軍事、外交、貿易等非常に多岐にわたる影響を及ぼしかねず一挙に米中の間に緊張関係が生じることは間違いない。
 それにも拘わらず決済期日ぎりぎりまで低空飛行したオバマの舵取りは、いずれにしても来年11月の大統領選挙における国民の信用を大きく落としたことは否めない。

 米国債の不安問題も絡んで円高ドル安がかなり進行したので、日本のあほ財務省も無視できずにやっと為替に介入したが遅きに失したことは明白で大した効果は出ないだろう。
 己の政治的利益の為に国益に反する政治行動をする輩はアメリアにも存在している事実を知ったら、それこそ日本国国益を大きく損なってまで政権の座に留まり、延命策に汲々としているあほ菅は、外交関係でも大きな損失を与えていることを全く自覚していない。

 九月に予定されている日米首脳会談もあほ菅の首がはっきりしないので事務方も準備の仕様がなく、米国の不信感を煽るばかりである。
 多くの懸案事項を抱えている韓国関係でも大統領との会談日程が決まらず、すべての外交関係に大きなマイナス要因を落としているあほ菅は大国賊である。

    2011年8月5日  元始求道会マルキG  毘沙門寺岡

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