2010-02-01
自民党最後の首相、麻生は支持率が10%台まで落ちたにも拘わらず、自公連立の絶対有利議席を背景に衆議院の任期目一杯まで政権にしがみついたが、そのツケは次の衆議員選挙での大敗北となって返って来た。
今回の鳩山、小沢問題は残念ながら麻生退任拒否とは異質の要素である。
鳩山と小沢の資金問題は全く異質であるが、いずれにしても両者を取り巻く状況が原因で鳩山政権の支持率が大きく下落したことは事実である。
無血革命と言われる程の歴史的政権交代を達成した国民の感激は、鳩山政権支持率の低下で早くもかなり薄められつつあることは否めない。
我輩も日本民族の端くれであるが、この国民の欠点は“付和雷同”に乗りやすいことでもある。
マスコミが必要以上に鳩山、小沢を批判していることもあるし、検察の遣り方にも問題が含まれていることも腹立たしいことであるが、民主党が本気で参議院選挙を勝利することを目指すならば、ここは両者の退任が先決である。
岡田は先の民主党代表選挙で鳩山と戦った相手であり、鳩山が代表に指名して残りの期間を勤めさせることは可能であろう。
岡田が代表に就任して新幹事長を指名し、総理に新任したら先ず無能な平野官房長官の首を切り、本気で岡田を支える豪胆な人物(今の民主党内に其のような議員が居るかどうか?は我輩にはわからない)に挿げ替えて、岡田の後釜を探して英語の達者な人物を外相に任命したらと思う。
岡田新体制が我がボケ頭の提案通りに実践したら一番困るのは自民党である。
何故なら現在自民党自体がバラバラで解体寸前の状況下にあり、党内を一つに纏める求心力が無いことは周知の事実である。
故に、今自民党が熱心に取り組んでいる“モグラ叩き”を空振りに終わらせれば、自民党はモグラではなく己の脛を叩く結果に終わるであろう。
先の衆議員選挙は自民党が国民に愛想をつかされ半分以上は自民が勝手にこけた要因があるが、選挙前に小沢が代表を辞任して結果的に鳩山が党首に就任したことも、民主党が圧倒的勝利を勝ち得た大事な要因である。
そのことは選挙のプロを自認している小沢が一番自覚しているはずだから、小沢が本気で無血革命を存続する気ならば幹事長を返上すべきであり、現在逮捕拘留されている三人の子分を守り支援することに全力投球すべきである。
2010年2月2日 元始求道会 毘沙門寺岡
0 件のコメント:
コメントを投稿