時事雑感・草莽危言」2014-06-01
報道によると過去に米ツアーを勝ったのは青木功が一回、丸山茂樹が3回、今田竜二が一回で、2008年の今田の優勝以来6年ぶりの日本人の優勝。
松山が当面の日本人ライバルとして戦って来た石川遼は、今大会57位で明らかに松山に追い抜かれ、追い越された。
石川が松山の優勝に対して感想を述べているが、松山に対するお祝いの言葉とは裏腹に、悔しい本音を述べていた。
曰く「英樹が勝った、日本人が勝った嬉しさはあります!けど!けど!悔しいです。悔しいと思うなら上手くなってみろ!て自分に言います。言いました。すみません。これが今の気持ちです。」
松山と石川は毎週のように練習ラウンドを一緒に回っているとのことで、石川は「松山から学ぶものが多いし松山の向上心の強さには感心した。」と述べている。
同年齢の松山と石川であるが、高校以後の経験の違いが今後のゴルフ人生にどのような影響を与えるか非常に興味のあるところだ。
報道によると石川は15歳で日本ツアー初優勝し、翌年、高校1年でプロに転向し、09年には4勝を挙げて史上最年少の賞金王になっている。
つまり高校生とは名ばかりで父親の指導のもと、マンツーマンで3年間を過ごし高校生としての団体生活の経験が不足したのではないかと思う。
一方の松山は高校生活を四国の明徳義塾に学び、その後、東北福祉大学に進学し、4年生ではゴルフ部キャプテンに指名され統率力も発揮している。
自分の練習にのみに集中することは難しい主将の仕事をこなしながら、世界的プレイヤーに成長した松山と、己のことだけに集中しながら昨年まで順風満帆で進んできた石川との差を今後の二人の成績が証明すると、我がボケ頭は考えている。
願わくば、二人が米国ツワーで常にトップ争いを演じてくれれば、メジャーリーグの田中、ダルビッシュ等と同じように熱中し、興奮して観戦できるので心から彼らの活躍を期待したい。
2014年6月3日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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