「時事雑感・草莽危言」2014-05-07
株式会社商工中金 代表取締役社長 杉山 秀二様
この度の社長ご就任を心からお祝い申し上げますと共に、中金様の基本理念であります中小企業に対する支援、経営指導、協力に命がけで取り組んでいただきますように切にお願い申しあげます。」
私どものマルキ事業協同組合は創立後半世紀を経過し、その間幾多の困難に直面致しましたが、御金融公庫様の絶大なるご支援、ご協力、ご指導によりまして今日まで事業活動を継続しております。
2008年の政府の政策で中金様の組織改革が行われ、株式会社に組織変更が行われ、あたかも利益追求主義に経営方針を改定されたように感じましたが如何でしょうか。
ご案内のとおり株式会社は利益を追求する為の組織であります。
その目的に沿った経営を推進する為に、敢えて新日鉄から初代社長を迎えられたのでしょうが、その間に中金本来の中小企業に対する支援、協力、指導は果たして徹底されたのでしょうか?中小企業経営者の我がボケ頭としましては甚だ疑問に感じております。
本来、政府系金融機関の旗を掲げて経営される場合は、例え株式会社に組織替えされても、第一目的はあくまで中小企業の経営指導であり協力であり支援である、と我がボケ頭は信じております。
どのような背景で組織変更が決定されたのか理解できませんが、我がボケ頭は2008年の組織替えの時期に、この組織変更に反対意見を具申した記憶があります。
中小企業に対する支援を後回しにして利益追求主義に徹するのであれば、
メガバンクや多くの地銀、信用金庫等の金融機関が存在しているし、それらの銀行等に任すべきだと主張しました。
この度折角、過去の体制に戻られた機会を捉えて、本来の“政府系”金融機関を全面的掲げられて、名実ともに中小企業経営にご支援、ご協力をたまわりますように大いに期待しております。
世の中は安倍の“何とか”で浮かれていますが、ご承知のように中小企業は蚊帳の外であります。
今後とも中小企業経営に熱意を持ってご指導、ご協力をお願い致します。
2014年5月28日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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