「時事雑感・草莽危言」2014-03-06-2
昨日、プーチンはウクライナ南部クリミア自治共和国の併合を決める条約にサインしてロシアの領土にしてしまった。
1991年12月に旧ソビエット連邦が崩壊して手放したクリミアを23年振りにロシアが奪回したことになる。
1999年のコソボ紛争でNATO空軍がユーゴスラビアを空爆した時には、ロシアは同じスラブ民族のユーゴ、セルビアを支援することは無かったし、当時のプーチンはエリツイン大統領の下で首相に抜擢されて間もなくで、国政よりも己の足元を固めるのに専念していた時期である。
エリツインの後継者として大統領に就任し、この十五年間でプーチンは軍事力の強化に努め、他方で大きな犠牲を払ってチェチェン紛争を解決に導いて国民の支持を得た。
2008年8月に旧ソ連邦の米国系グルジア大統領が政変に巻き込まれた時に、オバマ大統領が支援しなかったことが、米国の弱腰を晒し今日のプーチンに舐められた原因ではないかと思う。
2014年3月20日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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