「時事雑感・草莽危言」2014-03-07
昨日行われた大阪市長選挙は橋下前市長の圧勝で終わったが、投票率等は兎も角、大阪市議会の野党四党(自民、民主、公明、共産党)が屁理屈を言って候補者を擁立しなかったことに我がボケ頭は異論を唱えたい。
野党四党は立候補者を擁立しなかったのは今回の選挙には“大義”が無かったからだと抜かしているが、民主主義は最終的には全て選挙で決定するのだから野党四党は自ら主張する機会を放棄したことになる。
橋下市制に対して厳しい姿勢をとり続けてきた朝日新聞でさえ、選挙に対して逃げ腰だった野党にも批判はある、と指摘している。
今回の選挙を回避しておきながら、来年末の市長選挙には自民、民主、公明の三野党で共通の立候補者を擁立すると嘯いているのだから情けない。
共産党は必ず独自候補を立てるから次回選挙では野党四党から蚊帳の外の存在になることは明確であろう。
早い話が野党四党は独自候補を擁立しても橋下には勝てる見込みがゼロだからあっさり白旗を掲げて自ら敗北を選んだわけだ。
昔から“敗残の将、兵を語らず”というが、野党は戦わずして敗北を選択したのだから、次の選挙で市民が騙されると思ったら最低だよ。
大阪市と横浜市を比較すると歴然としている数字がある。
人口は大阪市が270万人、横浜市が370万人で100万人多いのに、職員数は大阪市が36千人、横浜市が25千人で逆に1万人少ない。
橋下市長はこの余剰人員を縮小すべくかなり厳しい合理化策を推進して実績も上げている。
橋下市長が松井府知事と組んで大幅な人員カットを推進しようとしていることが、市会議員どもは己の選挙に不利に作用するから橋下の合理化策に反対しているのであり、あくまで市会議員の私利私欲が反対理由である。
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