毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2014年2月14日金曜日

「終戦後日本再建の象徴ソニーの経営不振・雑感」


 何故にソニーの経営不振が我がボケ頭に強い関心を持つか、理由は戦後創業し今日まで同世代を発展し我が日本の経済発展で我が国独立に寄与した企業の一社であるからだ。
 資料によると、ソニーは先の大戦終了翌年1946年に創立された。
 井深 大と盛田昭夫の両者によって創業され、技術は井深、営業は盛田が担当し、創業資金の大半は名古屋の造り酒屋のぼんぼんだった盛田が工面したと言われている。
 設立当初は“東京通信工業”(東通工)と称し、日本発のテープレコーダーやトランジスタラジオを製造販売し、海外に大量に輸出してきた実績があった。
 国内の大手電機メーカーは、東芝や日立製作所、パナソニックなど戦前に源を発する企業が占めるのに対し、東通工は戦後の設立であり、その後身となるソニーは後発のスタートとも言える。
 しかしエレクトロニクス系企業でのブランドイメージは世界トップレベルまで登りつめた。

 20143月期の連結決算では売上156千億円、営業損1100億円で従業員14万6000人の規模での赤字としては、我がボケ頭の感覚では大した赤字とは思えないが、実態は高収益部門が減少し再建はかなり厳しいらしい。
 ソニーの株主は50%以上が外国人と言われ、商いも過半数が外国相手だから純粋に日本国企業と言えるのか疑問のある所である。
 
 我がボケ頭が就職活動を行っていたのが1962年であり、東通工からソニーに名称変更した1958年から4年経過し世界に向かって快進撃を始めていた。
 当時、ソニーを就職先として真剣に調べた記憶はあるが、技術者優先の経営方針を強く打ち出していたころで残念ながら諦めたことを覚えている。 
 そのような背景からソニーの経営内容に関心を持ったのかもしれない。
 パナソニックが最近二期で各七千億円、計一兆4千億円の損失を計上しながらも直近決算ではかなりの黒字を計上したので底力の違いを見せ付けられた思いであるが、電機業界の国際競争もますます熾烈になって来たようだ。
 我がボケ頭が半世紀前にソニーに職を求めていたら今頃如何なるエキストラライフを過ごしていたのだろうかと言うことが一寸頭をかすめた次第。

     201428日  元始求道会マルキG  毘沙門寺岡

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