毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2013年1月30日水曜日

「安倍内閣初の補正予算に中小企業対策は含まれているのか?」


「時事雑感・草莽危言」2013-01-08

  項目を拾い読みすると、総額102千億円での内訳を三項目に分類。
1)復興・防災対策       38千億
2)成長による富の創出     32千億
3)暮らしの安心・地域活性化  31千億
 上記の内 1)は東日本復興大震災を口実にこの際全国の公立学校の防災設備を充実させたり、老朽化した校舎等を新築したりということだが、我がボケ頭から見れば公共事業の為の予算を膨らませただけである。
 2)の成長による富の創出とは何?という我がボケ頭の感じ。
 何をどのように成長させて富を創出するのか?そんな物に多額の予算を投入して本当に経済効果を発揮できるんかい?という我がボケ頭の素朴な疑問。
 3)の暮らしの安心・地域活性化の中に、中小企業・小規模事業支援という説明がされているが、国費は僅か9千億だそうだ。
 こんな雀の涙程度の予算で、どのようにして中小企業を支援、再建が可能になると考えているのか、安倍の思考が理解出来ない。
 次に控えている2013年度本予算でどれ程中小企業に大型予算を回すか監視していきたいが、長年の大不況に晒されて企業体力が衰弱している中小企業が生き残れるかが問題であり疑問である。

 安倍が参議院選挙を控えて本気で中小企業を支援し活性化させる積りならば、先ず民間金融機関が抱えている国債を財務省の職権で全額買戻し、政府指導で日銀に買い上げさせ、銀行の手持ち資金を潤沢にさせて中小企業や土地投資に資金を積極的に融資せざるを得ない金融状態を作る以外にない。
 そのような状況を政府、日銀が協力してつくれば、銀行は否応なしに銀行本来の貸付業務に専念せざるを得なくなり、金が正常に回転し出して景気は必ず上向きに転換する。
 民間金融機関は二言目には、民間の資金需要が出てこないと言い訳するが、そんな戯言を信じる中小企業経営者など皆無だよ。
 とにかく日銀が札束を増産しても、札束を企業に流す窓口である民間金融機関が中小企業に融資する窓口にシャッターを下ろして貸付を敬遠しているのだから中小企業が活性化されるわけがない。
 政府・日銀の行政指導に従わない銀行は業務停止処分にせよ。

   2013125日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡        

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