「時事雑感・草莽危言」2012-11-03
中小企業関係者の我がボケ頭が日本の代表的企業の実態を調べて何か意味があるのか?という疑問を持つのは当然かも知れないが、これらトップ企業が大いに稼いで税金を納めてくれない限り日本国全体の税収は増えないのは当然。
我々中小企業が死に物狂いで頑張っても、おのれの企業を倒産させないで存続するのが精一杯の現状である。
ましてや現状のような何も決められない政権では、景気が回復する目途は皆無であり、先行きはさらに悪化するといわれている。
そのような状況下でありながらトヨタは連結で約18兆6000億円売り上げ、1兆500億円もの利益を確保したと説明している。
一方のパナソニックは連結で約9兆円売り上げながら約7千億円の赤字計上。
資本金はトヨタが4千億円、パナが二千六百億円、従業員はトヨタが32万人でパナが37万人と、企業規模的には大差ないのに損益面でこれほど大きな差がついているのも、我がボケ頭には当然のことながら理解不能なわけ。
自動車関連と電気製品という業界自体の違いはあるが、両業界ともにライバル会社は沢山おり苛烈な販売競争を国内外の同業者と演じているのも同じ。
トヨタもパナも装置産業であり数多くの協力業者、特に中小企業との取引を行いながら今日まで発展してきたわけで、両社の業績は直ちに協力業者を直撃することになるのは必然であろう。
そこで気になるのがトヨタの膨大な利益である。
トヨタ銀行と言われる位、豊富な剰余金を保有し、それらの資金運用他で利益の3割を稼いでいるともいわれている。
資金運用で稼ぐのは企業努力の結果積み上げた資金だから如何に運用しようとも経営者の勝手だけど、我がボケ頭が気にしているのは先日決算説明を担当した副社長が言った一言「今回の利益の15%は取り引き先各位の協力によるところが大きい。」との発言。
端的に言えば取引先のコストを“ぶったたいて”値下げさせた結果であることを隠す為に苦しい弁解をした点である。
しかしながら資本主義は経済戦争だから強い奴が弱い奴等からぶったくるのは仕方の無いことであれば、政府が中小企業等弱者をしっかりサポートせよ。
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