「時事雑感・草莽危言」2012-11-02
我がボケ頭の感覚では、日本にとっては共和党のロムニーの方が何となく有利に展開出来るのではないか?と。
クリントン国務長官の旦那であるクリントン元大統領がブッシュ・パパを破って民主党大統領が誕生したのが1993年で、その後二期8年の任期を全うし、2001年に退任するまで結構日本に厳しい政策を実行したらしい。
ビル・クリントン元大統領は就任後、親中国政策を推進し中国に対してはかなり柔軟に対応したらしいが、日本に対しては非常に厳しい対応をしている。
クリントンは円高政策を強力に推進して日本の輸出産業に大きな打撃を与え、
日本は円高不況と呼ばれる深刻な経済状況に追い込まれた。
クリントンが在任中に中国を訪問したのに、帰国途中に日本に立ち寄らずに米国に直行したので、マスコミはジャパン・バッシング(日本無視政策)と強くはやし立てた記憶がある。
オバマ大統領はビル・クリントンと同じ民主党代表の大統領であり、イデオロギー的には当然クリントンと近いはずであり、そういう意味で注視したいし、日本の国益という観点から多くの懸念を持たざるを得ない。
オバマ大統領が就任して今日までの四年間の我が国の経済状態は、最悪に近いどん底で推移してきたのは事実で、今後は更に日本にたいして強力な輸入関税の引き下げ等の米国からの逆風が強くなることは間違いないだろう。
今回の大統領選挙結果は必ずしもオバマの圧勝ではないので、今後オバマは形振り構わず米国の利益を追求して、米国民の支持に応えるような政策を推進するのは当然考えられることであろう。
オバマが選挙戦で国民に約束した平均的米国民の期待に応えようとすればする程、日本国と日本国民にしわ寄せがくることは避けられない。
先日、沖縄近辺で一万人の米国軍隊、多くの艦船と約4万人の日本の自衛隊員とイージス艦を初め最新型の多くの艦船が参加して日米合同演習が行われたが、二年前に比べて日本の自衛隊の参加人員と艦船数が大きく増加しているのは、日本は自国を自力で守れという米国の意向と思えて仕方がない。
我が国も早急に新政権を樹立し、自主防衛に真剣に取り組むべきである。
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