「草莽危言・時事雑感」2012-11-01
この厳しいパナソックの経営内容に対して、創業者松下幸之助氏は天国から如何なる感慨を持って受け止めておられるのだろうか。
パナソニックのみならず同業のシャープも同じく二期にわたり経営を左右する程の多額の赤字に見舞われ、資金繰りに苦労しながら経営存続に奔走しているらしいが、当然のことながら株価も下落し先行きは非常に厳しい。
他に日本の電気製品メイカーとしては、日立、東芝、NEC、三菱電機、ソニー等日本を代表する大企業が存在するが、ほぼ全社が最終的には赤字を計上するか、黒字決算会社でも利益は微々たる結果に終わっている。
上記の電気メイカーが自動車産業と共に長きに亘り日本経済の牽引役として、ここ数十年にわたり日本の経済成長大きく寄与してきたことは事実であるが、世界的な競争相手の出現でその地位、存在感が大きくゆらいでいることは間違いあるまい。
我がボケ頭には、彼ら日本メイカーの競争力が急激に劣化した原因は理解出来ないが、勿論一番の原因はメイカー各社の経営方針や姿勢や社員に対する厚遇ぶりや色々要員は数多くあるだろうが、一言言えば隣国韓国のサムスンに軒並み打ち負かされたことは残念ながら認めざるを得まい。
長期間に亘る円高状態の継続という、輸出企業にとっては非常に厳しい状況も日本メイカーの弱体化の原因かも知れないが、それとて数ある敗残の一つの理由に過ぎないと我がボケ頭は考えている。
負け犬は何も電気産業だけでは無いし、現在の経済的停滞が継続すれば他産業にも経済的打撃は拡大するだろうし、それらの影響が日本全国の中小企業を直撃し、いまだかって無い倒産劇が拡大するだろう。
経済状況は日を追って厳しさを増しているのに、政治屋どもは政争に現を抜かし、国民や中小企業の厳しい現実には全く手を差し伸べようとしない。
今直ぐ衆議院を解散しても、勿論ただちに日本に充満している懸案が解決するわけではないが、戦いには厭戦気分が最大の敵である。
即ち野田政権に対する支持率十%台は厭戦気分が危機的状態まで落ち込んでいる証拠であり、このように低下した戦意で戦争に勝利できるはずが無いことを、あほ野田は最後の仕事として真剣に自覚し即刻解散せよ。
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