毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2012年8月16日木曜日

「67回を迎える終戦記念日に思う」


「時事雑感・草莽危言」2012-08-03

 1945年8月14日に日本国は連合軍によるポツダム宣言を受け入れ、所謂太平洋戦争は終結し翌8月15日を終戦記念日と称して今日に至っている。
 その意味からすれば今年の8月15日は67回目の終戦記念日になるのだが、現下の政治的、経済的、社会的混乱を考えるとき果たして何時までも終戦?記念日に拘り継続することに本当に意味が存在するのか疑問でならない。

 参考資料によるとポツダム宣言とは当時の対戦相手国である米国、英国、支那の三カ国が日本に突きつけた降伏勧告であり、後にソビエト連邦が強引に参画した経緯がある。
 我がボケ頭が言いたいのは、戦後67年も経過しているのでそろそろ戦後などという感覚から脱皮すべきではないかということ。
 当事国の二国である旧支那の現中国と旧ソビエト連邦の現ロシアと日本国は未だに領土問題で対立している現実が存在している。

 このような日本国にとって屈辱的な国益に不利な記念日をどうして日本国民は毎年喚起するのか理解出来ない。
 同じ苦渋の終戦を経験したドイツは1945年5月8日を「第二次大戦終戦の日」としたが、1985年5月8日には「荒野の40年」と呼んでナチス体制からの「開放の日」と変えている。
 一方当事国のロシアは相変わらず戦勝記念日として独自に記念行事を継続しているが、ドイツは完全に無視しているし経済的先進国のドイツの経済力を更に活用したいロシアはドイツに柔軟に対応しているのが現実である。
 現在ユーロ圏を牽引しているドイツとフランスは過去の経緯を払拭して協力しており、フランスには戦勝記念日など存在していない。

 ドイツの例からも明らかなように、我が国も経済力を強化すれば中国もロシアも日本国に迎合してくることは明白にも関わらず、政府も官僚も目先の利益だけを追求して政経分離などと称し、両国にちぐはぐな対応を繰り返すから奴らに舐められて国益を毀損していることをそろそろ自覚しなければならない。
 戦後の母国の焼け野原と飢えを経験している我がボケ頭からすれば、日本国民は本当の我慢を自覚して中国とロシアに対峙することを心から期待したい。

   2012年8月10日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

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