「時事雑感・草莽危言」2012-01-01
日本国は大震災の復興問題、深刻さを増す不況からの脱出、不況と国家の弱体化の根源であるデフレからインフレへの転換、中小企業救済、外交では尖閣諸島を初めとする領土問題、沖縄の米軍基地移転に絡む米政府との友好関係の再構築等、数え上げたらきりがないのが現実である。
そのような現状下で、沖縄県石垣市会議員が昨日三日に尖閣諸島に上陸した途端に、日本人が中国領土である尖閣諸島に侵入したと、中国政府が日本政府に対して強く抗議してきた。
我々日本人にすれば、日本固有の尖閣諸島に日本人が上陸しようと勝手ではないか、中国政府は何を恍けたことをぬかしているのかと言う感覚だけど、中国政府はこのような無茶苦茶な主張を平気で行う国なのである。
中国、ロシア、韓国等の主張は「俺の領土は俺のもの、日本の領土も俺のもの」と言う感覚である。
このような理不尽国家に対して何も防御態勢を構築出来ず、無防備体制のまま放置している野田政権は勿論のこと、鳩山政権から始まり継続した菅政権も含めて民主党政権には全く領土問題に対する熱意がない。
自国領土を侵略され一方的に略奪され占領状態に置かれているのに、奪回の意思すら誇示しないで黙認している国家は日本以外にはない。
現在、世界で領土紛争や国境問題を抱えているのはインド、パキスタン間のカシミール紛争を除いてはアフリカ諸国くらいで、先進諸国間には日本関係以外には殆ど存在しないと言っても過言ではあるまい。
それ程世界的に見て領土問題は沈静化されてきたか、大国が弱小国を武力で押さえ込んでしまっているのが実情だろう。
中国が支配して領土化したチベット領を領土問題と捉えたら、これは大変大きな世界一の領土問題である。
このような理不尽な領土拡大政策を実践している中国に対して、日本国政府はどのように対峙するのか一向に国家の覚悟が見えない。
我がボケ頭にいわすればダメ野田は日本国総理大臣の職責を全く果たしていないと断言する。
2012年1月4日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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