「時事雑感・草莽危言」2011-06-04
日経新聞が性格上ある程度の“提灯記事”を書くのは仕方が無いが、それにしても白川自身は日銀総裁の地位をどのように捉えているのか疑問だし、日本経済の再生に本気で取り組んでいるのだろうかと考えざるを得ない。
14日の金融政策決定会合で、日銀は5000億円の新規貸出枠を設定して“中小企業向け融資の呼び水に”と発表しているが、中小企業関係者の一人として一言で謂えば“ふざけるな!”と一喝したい。
たかが5000億円で、現在悪戦苦闘中の全国500万社以上の中小企業に果たして幾らの資金が廻されるのかあほ総裁の眼中にあるのか?
あくまで日銀は直接企業には融資しないので、第二地銀等が使いやすいように配慮している姿勢を強調したかったのだろうが、問題は無担保、無保証で銀行が融資するのかという疑問である。
中小企業金融対策は、長年に亘る自民党政権下でも常に課題として受け継がれてきたが、民主党政権に変わっても何ら中小企業支援策は打ち出されず、中小企業を取り巻く経営環境はさらに悪化していることは間違いない。
あほ菅が問題山積の内政、外交を放置してただ只管己の延命策に奔走している現状では、この国は今、無政府状態と同じである。
実質、財務省の中小企業対策も休業状態だし、このような緊急事態こそ日銀が積極的な独立性を発揮しなければならないのに、果たしてボケ白川にそのような危機意識を感じているのだろうか?
政界ではアホ菅がそれこそ“命がけ”で首相の地位にしがみつく対策に専念しているが、命がけで取り組むべきは沈没の危険からこの国を如何に脱出させるかという一点のはずである。
現在、国政はあほ菅の延命策対引きずり下ろし派の泥仕合で振り回されているが、ここ一両日の政変の動きを見ているとやぶれかぶれのアホ菅が次々に繰り出す延命策に、与野党の引きずり下ろし派が“もぐら叩き”に疲れてきたような感じさえ受ける。
官房長官時代に“仙菅”内閣とまで揶揄されて実質あほ菅内閣を牛耳った仙谷現官房副長官が記者ども相手に堂々とあほ菅の退任を要求しているが、副官房長官といえどもアホ菅内閣のれっきとした一員である。
自らの地位も返上せずに親分を堂々と引きずり下ろす発言を繰り返し、その部下の首も切れないとは、もはや内閣の体を成していないことは歴然。
2011年6月16日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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