毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2013年11月12日火曜日

「どこまで広がる食材偽装表示?」

「時事雑感・草莽危言」2013-11-02

 阪急阪神ホテルグループズで最初に食材偽装表示が報道されたのが22日の夕刊だそうだから、既に二週間以上が経過した。
 ホテル側は当初の記者会見で“偽装表示”を否定してあくまで“誤記表示”だと主張し続けた。
 我がボケ頭もホテル側の意向が理解し兼ねていたが、その後のマスコミ等の説明でやっとホテル側が拘る理由が把握出来た。
 つまり“誤記”ならばホテル側の担当者が単にメニューを誤って記載した単純な表記上のミスということになり、一方“偽装”を認めれば会社側が意図的に表示したことになり将来刑事訴追や損害賠償の対象になるからだ。
 そのことを察知した阪急阪神ホテルズは早々と社長が退任してしまった。
 それはともかく、我がボケ頭が最初の報道に接した時に感じたのは、多分同業者は大なり小なり同じようなことをやっているのではないかと言うことだ。
 その後の偽装表示の拡大には、我がボケ頭の予想を遥かにオーバーした領域にまで発展し、ホテルだけではなく高島屋等のデパートまで拡大した。

 我がボケ頭のごとく金回りの悪い奴は高級ホテルを利用することは無いので、今回の食材偽装事件は関係無いと考えていたら、何とデパートやレストランにまで拡大してくると、全ての食品の表示が出鱈目で信用できないことになる。
 これらの偽装表示食品から食中毒が発生すれば、監督官庁も急いで捜査に着手するだろうが、今までのところそのような情報に接していないので、唯、偽装発覚会社の幹部が連日会見で頭を下げるのを見るだけである。
 あまりの事件の広がりように取り締まり関係部署も手が回らないのが実情ではなかろうかと想像している。
 我がボケ頭は、連日入れ替わり立ち代り頭をたれて記者会見で謝罪する幹部たちの頭の下げ具合と、時間の長さに関心を持って見ているだけである。
 奴らの顔を見ていると、どの顔にも「何で俺たちだけが頭を下げなあかんのや、同業者は皆な同じことを遣っているやないか!」と言っているように見えて仕方がない。
 それにしても今回の偽装表示事件は何処まで拡大するのか我がボケ頭の予測できる範囲ではないが、この事件は日本国と国民にある種の危険信号を突きつけたのではないかと感じている。

    2013年11月6日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

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