「時事雑感・草莽危言」2013-07-07
安倍は25日から三日間の予定でマレーシア、シンガポール、フィリピンの三カ国を訪問した。
フィリピンには我が国の巡視船を十隻から十二隻譲渡する約束をした。
比国は現在南太平洋の自国の領海内に位置している諸島を巡り、日本の尖閣諸島と同じく中国に領海侵犯を繰り返されているという懸案を抱えている。
領海侵犯を繰り返されているという状況では日本とフィリピンは対中国に対して同じ問題を抱えているわけだ。
とは言え、尖閣諸島の警戒任務に当たっている我が国海上保安庁の巡視船は、中国艦船の領海行為を全く阻止出来ていないし、存在感ゼロである。
このような役立たずのオンボロ巡視船を贈る日本政府の態度も解せないし、そのようなスクラップダウン寸前の巡視船でも無償だから頂こうというのが、フイリピン側の考え方は知る由もないが、日本が必要で無くなった物を贈って何か特別の援助でもしたと錯覚しているとしたらそのような外交姿勢こそ大いに反省すべきだと指摘したい。
先ず尖閣諸島に連日不法侵犯を繰り返す中国海軍(漁業監視船などと中国はぬかしているが、明らかに中国艦船)の艦船の不法侵略を最新鋭イージス艦ででも阻止して追い払う行動をフィリピン政府に見せ付けるのが先ではないか。
日本が阻止出来ない巡視船を払い下げて、フィリピンはその巡視船を駆使してどのように中国海軍の侵略を阻止できるというのか、安倍に聞きたいぜ!
もしもフィリッピンが自国の防衛に成功したら、日本が保有している多くの巡視船の大半をフィリピンに払い下げて、尖閣諸島防衛を比海軍にお願いしたらどうや。
最近の安倍のタイ中国政策を観察していると、強気の発言は継続しているように見せかけながら、一方では外務官僚を使って中国との話し合いに活路を見出そうとしているように感じられるが、今こそ中国も我慢の限界だと思われるし、日本も今が勝負の分かれ目だと思う。
我がボケ頭の提案だけど、来る終戦記念日に安倍は閣僚全員を引き連れて靖国神社に先の大戦による戦没者の御霊に参拝して、中国の反応を試して見よ。
いずれにしろ中国という成り上がり大国は、現状の日本国単独ではいずれ飲み込まれてしまう、それを阻止できるのは日米安保以外には無いと断言する。
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