「時事雑感・草莽危言」2013-07-02
最近またまた中国は、我が国固有の領土である尖閣諸島領海に漁業監視船と称して多数の艦船を派遣し、堂々と我が国領海に侵略行為を繰り返している。
このような理不尽な状況を誰よりも深く憂い、個人的に行動しているのが安倍の親分格の森喜朗元首相である。
不本意ながら首相在任は一年程度の短期間で、あっさり首相の座を降りた後は後継の小泉政権の為に裏方に徹して支えたのは国民承知の事実である。
森が全力で協力したから小泉は五年間の長きに亘り総理の座を勤められたと思うし、自民党を割ってまで長期政権を持ちこたえた大きな要因だと思う。
森は政界で訪ロ回数経験が一番多い人物であると同時に、公私でプーチン大統領と会談したのが十数回に及ぶと自ら公表している。
森は今年も数回訪ロしてプーチンと面会しているが、決して北方領土問題の前哨戦だけではないことは、森が各地の講演なり記者会見等で話している。
かってこの欄で、我がボケ頭は現在日本が於かれている状況を厳しく追求し、対中国対策にロシアを絡めて政治力を発揮できる政治家は居ないのかと嘆いたことがあるが、プーチン大統領と膝交えて話しが出来るのは森だけだと思う。
森の話によると、ロシアとの関わりは親父の代からとのことで、その意味では長い歴史的背景が存在しているらしい。
旧ソ連時代だろうから当時の日本の国益にどのような関係だったかは定かではないが、現在は旧ソ連邦も崩壊してロシア共和国に再生しているのだから、森が日本国の国益の為に命がけで政治生命の最後を全うすることを期待したい。
長男に先立たれ、年齢問題もあったのだろうが先の衆議員選挙には立候補していないし、フリーの立場で行動できるメリットも多々あると思う。
森が現役総理大臣の時は、我がボケ頭の感覚では政治屋の代表格のように見ていたが、最近の森は加齢の所為もあるかも知れないが一皮むけたように感じられて仕方がない。
聞くところによると、バッジを外したのに各界の協会会長の依頼が殺到して総理在任中より忙しいと悲鳴をあげているらしい。
とにかく現在の日中関係を睨みながら、プーチンとの関係を強化してロシアと中国を対立させる切っ掛けを作ることを“森元総理大臣”に強く期待する。
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