「時事雑感・草莽危言」2013-06-07
井川は創業者から数えて三代目だが二代目井川高雄氏が大王製紙の実質的創業者であり、意高の親父である。
今回の事件は三代目意高が大王製紙社長として経営権を握った後、退任後に子会社グループを私欲のために利用し、博打にのめり込み総額100億円近くの大金を私的に利用して結果的に大王製紙に迷惑をかけた結果、検察に起訴された事件である。
現在、大王製紙は東京一部上場企業であり、もしも竹中工務店のように上場していないで井川家の企業であれば大王製紙も意高を告発できなかっただろうし、検察の対応も多少変わったのではないかと想像される。
今回の事件は三代目が博打に狂わなければ発生しなかった事件であるが、我がボケ頭が零細企業オーナーとして見た場合に一つ複雑な状況がある。
現在の大王製紙社長佐光正義は、二代目高雄氏の指導を受け引き立てられた一番弟子であり、いわば頭的存在である。
その一番弟子が親分の意向を無視して大王製紙の社長として息子意高を告発したことである。
親分高雄氏は馬鹿息子とは言え意高は息子だから、何としても刑事事件にならないように最大の努力をしたけど、子分佐光が親分の意向を無視して告発してしまい、検察が取り上げざるを得なくなった。
我がボケ頭の感覚からすると大王製紙として告発するのであれば、せめて佐光は社長を辞して、大恩義のある二代目高雄氏に対して義理を立てるのが人間の道だと考える。
一部上場企業の社長に就任出来たのも、一部上場企業に昇格出来たのも二代目高雄氏の功績であることは明白であり、そのことを反省せずに今のまま大王製紙の社長の座に固執するようでは、いずれそれなりの反撃を食うだろう。
馬鹿息子の意高が実刑四年を食って頭を冷やすのに同情する気は毛頭ないし、真剣に懲役を勤め結果的に一皮むけてより強い男に変身し、父上にささやかなりとも恩返しするのが男の道である。
二代目高雄氏は未だ大王製紙の経営権奪還に意欲的だし、裏切りものどもを一掃することを心から応援したい。
2013年6月30日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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