「時事雑感・草莽危言」2012-06-05
あほ野田が馬鹿の一つ覚えで“消費税増額”を最優先に主張し出してから、与野党の対話が完全にかみ合わなくなり、国内外に多くの政治的課題を抱えながら一向に政治的決定が為されず、野田は窮余の一策で自民党に抱きつき?殆ど全ての自民党の政策を丸呑みすることで三党合意に達した。
前々回のこの欄で述べたとおり、修正協議そのものが国民を欺く為のパフォーマンスであり、三党合意など当初から決定していた内容である。
国民の70%が反対している消費税増額を何が何でも推進する為には手段を選ばずとは正にこのことである。
わがボケ頭が政冶に関心を持ち出して半世紀以上が過ぎたが、現在の政冶情況程、国民の意思を無視した国益を考慮しない国家崩壊寸前の出鱈目な政冶体制を知らないし思いだせない。
長年に亘る自民党政権の弊害から脱出する為と、政権交代を可能な二大政党制を目指して小選挙制を導入したのが、現在の決められない政冶体制を創出したのではないかと考えている。
小選挙区で勝利することの更なる困難さが衆議院議員の任期に対する自覚を変化させ、当選した以上は何が何でも四年間の任期を全うしたいと言う強い願望が全てを優先させ、国民の意思や希望は無視してただ只管己の選挙に勝つことだけに全力投球する税金泥棒に成り下がってしまっている。
衆議院における過去の中間選挙制がベストとは言わないが、少なくとも国民の生活を大きく左右するような事態が発生した時には、例え任期が一年しか経過していなくても首相は即座に伝家の宝刀たる解散権を行使して民意を問い、国民の思考に応えたことが心に残っているし、現在は正に其のときである。
今回の三党合意にしても、肝心要の民主党内部には小沢グループや鳩山を初め消費税増額に強行に反対している議員が存在し議員総会を開くそうだから、民主党が空中分解するのを機会に、憲法改正を推進する議員を中心に政界再編することを国益の為に心から期待したい。
2012年6月16日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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