「時事雑感・草莽危言」2012-06-02
熱烈な松井ファンを自認しているわがボケ頭も全く驚きの二発である。
二本のホームランは打った瞬間、ホームランと分かる特大の理想的な本塁打だったことは、松井本人が笑顔でインタビュウに答えていることからも分かるし、待ちくたびれたゴジラの笑顔を久しぶりに拝ませてくれた。
我がボケ頭は人生の先輩という程の者ではないが松井のおよそ倍の娑婆の空気を吸ってきた経験からすれば、今回の松井の下済み経験は将来の彼の生き様に大きく貢献すると楽しみにしている。
松井は少年野球の頃から体格も同級生より遥かに大きく運動神経も抜群だったように聞いているし、高校時代も一年生からクリーアップ任されたと聞いているし、ジャイアンツに入団しても即一軍に属し、日ならずして四番に抜擢され、以来十年近くを球界一の巨人で活躍してきたから、全く挫折の経験は日本野球界では皆無のはずである。
更に、メジャーでは名門ヤンキースと契約し七年間をビッグ契約で活躍した。
ヤンキースで後半に骨折したり多少の苦労は経験したが、松井の活躍でワールドシリーズも制覇出来たし最優秀選手という途轍もない評価を受けたのだから、ヤンキースでの選手生活は大満足の経験だったろうと推測する。
ヤンキースの後契約したエンジェルスとアスレティックの二年間は、幹部とのコミュニケイション不足等もあって決して松井本人も満足すべき選手生活が送れたとは思っていないだろう。
ポストヤンキースの二球団といえどもメジャー契約からのスタートであり、スプリングキャンプも最初から参加してトレーニングも練習も充分出来たはずであり、今年のような経験は勿論初めてである。
他のメジャーリーガー達が恵まれた環境の中でガンガン練習に励んでいると時に、先の見通せない情況の元で唯一人孤独なトレーニングと練習に励んだ松井の苦労を考えた時、我がボケ頭には自分がかって浪人した時に経験した感情がラップして何とも言えない感情が込み上げて複雑な思いをした。
故に、松井のホームランに一喜一憂している自分がいて、昨年までの松井の活躍ぶりとは異なって改めて松井のホームランに期待しているわけだ。
2012年6月2日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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