「時事雑感・草莽危言」2012-06-03
民主党は「社会保障と税の一体改革法案」の衆議院通過を目指して自民、公明との間で修正協議を始めた。
消費税増額を今国会中に衆議院で採決する為に、ダメ野田は民主党内を一本化出来ないので、自公に秋波を送り形振り構わず採決に向かって猪突猛進している。
国民の60%以上が反対している消費税率増額法案を与野党が組んで強引に採決することは、民主主義の破壊に連なることであり、決して許されることではない。
この疑問に対しては、自民党の大幹部である額田元幹事長が、野田に対する質問の過程で「今回の民主、自民、公明」の三社合意交渉は明らかに民主的手法に反しており、度々行われる政冶手法ではなく、非常に稀なケースである、と明言している。
過去の大戦決定のような国家存亡の一大局面の場合は別にして、民主主義を推進しようとするならば、平時の国会運営ではあくまで与党と野党は対立するのが原則であり、その為に政策の決定が遅れても止むを得ないのは当然であるし、其の手法こそが民主主義であるし、民主主義は物事が決定するまでに時間が長引くのも特徴である。
今回、もしも民自公三党が協力して消費税増案を決定したら、三者の連立内閣みたいな政冶体制が一時的に機能することになるが、そのような弊害を最小限に留めるためにも、採決後ダメ野田は速やかに解散して本来の民主主義の復活を図るべきである。
わがボケ頭の推論では、三党協議については三党が各々いくらかの譲歩をして、一定の同意がなされ決着が図れると思うが、民主党に限っては三党合意した結果を党に持ち帰って改めて議論すると輿石幹事長が明言しているので、民主党の議員総会で混乱して纏まらないと思う。
社会保証関連法案で鳩山元首相は自民党の丸呑みに絶対反対の立場を貫いているし、消費税増額の反対集団が合流してセットで反対する議員数がかなり増えているらしいので、15日までの民主党内の結論は難しいと思う。
もしも鳩山が両法案に反対したら、野田は民主党の創業者鳩山と小沢の二人の首を切る破目になるが、そこまでの度胸はダメ野田に求めても無理。
多分、法案先延ばしで九月の民主党代表戦前に解散する選択肢しかわがボケ頭には見えてこない。
いずれにしても、己の民主党を纏められないから恥も棚上げして敵方に助けを求めるなど絶対に許されない手法であり、そこまで考えるなら即刻解散せよ。
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