「時事雑感・草莽危言」2011-08-02
昨日、米国の格付け会社の一つスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が米国債を従来のAAAから1ランク格下げしてAA+に変更した。
同じ格付け会社のムーディーズとフィッチがAAAのまま据え置いているので、オバマ政権は早速S&Pに抗議しているが無視されている。
格下げの結果世界の株式市場は大幅に下落し、東京マーケットも例外ではないし、円高ドル安を是正する為に財務省が介入した効果もすっとんだ。
財務省は五兆円以上の税金を投入して為替差損を出しているのに、日本の単独に対して米国初め欧州諸国からは強い批判を受けている。
その原因はあほ菅が異常な延命策を乱発して国際関係に真剣に取り組む姿勢が打ち出せないことが大きな原因である。
中国の米国債保有高は今年の五月末現在で1兆1600億ドル(1ドル80円換算で約93兆円)、日本は9080億ドル(73兆円)を保有している。
中国は保有債権の損失を免れる為に、米国債の格下げを早急に修正させるように要請すると共に保有債権の売却をして米国の金融政策を牽制している。
それに引き換え、日本国は米国の意向を尊重して大きく信用失墜している米国債を損失覚悟でただ保有し続けている。
米国債の発行残高は14兆ドル(約1100兆円)だから、また米国がリーマンショックのような経済状況に陥れば、世界経済は破綻してしまう危険を大いに孕んでおり正に一寸先は闇である。
このような国際的金融混乱までも口実にして、あほ菅は己の延命策に利用しようとすることは間違いない。
日本国が沈没する危険すら無視してあほ菅は延命を画策している本当の売国奴なのに、民主党も自公も奴を引きずり下ろす本気度が全く感じられない。
国内政治は混乱の極みであるが、我がボケ頭は株式市場を含めた金融情況が大混乱を生じるのではないかと予測している。
石原東京都知事があるテレビ番組で「この国は先の戦争後66年目に今一度敗戦を経験しなければ国家の存続は困難である。」と主張していた。
更に石原は超最新式の装備で自衛する以外にこの国は存続不可とも。
2011年8月7日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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