「時事雑感・草莽危言」2011-04-02
我がボケ頭の原子力発電に対する知識不足か、NHKを初めとするマスコミの報道姿勢の甘さの為か、識者と称する輩どもの国民を馬鹿にした説明の為かどうか知らないが、外国のニュースを見る限り原子力発電事故に対する欧米各国の見解とは天地の差があるように感じられてならない。
現在報道されている内容を阿呆な日本国民が信じて、余り騒ぎたてていないのかどうか知らないが、東日本大災害の報道の影に隠れて弱められているのも間違いないだろう。
何時までも収まりそうもない事故情況を見ていると果たして東京電力は真実を本当に国民に伝えているのだろうかと、我がボケ頭でさえ疑いたくなる。
ここ二、三日の現状説明を見たり聞いたりしていると事態は益々悪化の度合いを強め、ボケ頭なりに果たして日本の技術力でこれ以上の危機的状態を阻止出来るのかと心配にすらなってくる。
何か東電初め原子力安全委員会や保安院が一蓮托生して国民を欺いているのでは無いかと、ますます不信感を募らせるだけである。
昨日までは福島県産の野菜等が放射物質の汚染問題で市場から締め出された情報が入り乱れていたが、今度は茨城県沖で漁獲された地元の魚が千葉の魚市場で受け取りを拒否される問題も発生している。
つまり農業から漁業まで汚染問題が拡大し、市民の日常生活への影響がさらに広がりを見せて来たわけである。
そのような状況下で報道によると、更に強い放射物質を含んだ汚水を海中に流し始めたと東電が発表したので市民の不安に一層拍車を駆けている。
我々九州の住人は福島県との距離的感覚も幸いして首都圏の連中とは、放射物質に対する緊張感にかなりの差があるのは事実であろうが、外国人、特に韓国や中国、ロシアが異常に神経質に対応しているのも気になる所である。
外国から見れば原子炉建屋が破壊され放射物質が拡散し始めた時点で、空気が汚染されたと騒ぎはじめ、今度は海水が汚染したと抗議してくるだろう。
海外では日本列島全体が放射物質に包まれたような異常な感覚になりつつあるのも、今後の日本経済に大きな危険要素となるだろう。
2011年4月5日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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