「時事雑感・草莽危言」2014-08-06
22日に我が国の北方四島と近海で日本政府の反対を無視してロシアは軍事
演習を強行したばかりである。
更に日本政府の制裁に対して、たまたま千島列島近海を航行していた日本の
海洋研究船まで拿捕したといわれている。
ところがロシアのラブロフ外相が昨日25日モスクワで記者会見して、「ウク
ライナ情勢は今秋予定されているプーチン大統領の訪日とは関係なく進められ
ていると明言した。」
「プーチン大統領は日本政府の招待を受け入れ、時期については日本側と合意
している」とも言った。
今年2月、安倍とプーチンはロシア南部ソチ会談し、今年秋のプーチン訪日
を約束している。
しかしながらその後ウクライナ情勢の悪化により米国やドイツ初め欧州諸
国との関係悪化の煽りを我が日本も受けることになり、日ロ関係は非常に微妙
な状況で推移していた。
そのような時期にロシアは日本に仕掛けて来たわけで、相変わらず心憎い
外交手段と敵ながら感心している。
ロシアから投げつけられた危険球をどのように安倍は投げ返すのか興味の
あるところである。
ロシアが少し安倍に柔軟サインを送ったのはあくまで日米の親密関係にすこ
しでもひびを入れようと考えていることは事実で、安倍もゴルフ三昧とは行く
まいし、少しは知恵を絞らなければなるまい。
2014年8月26日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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