「時事雑感・草莽危言」2014-07-02
先にオバマ米国大統領が4月23日に来日し、その後25日に韓国を訪問して二ヵ月半しか経過していないし、現在米国と中国は緊張関係にある中での中国・習近平主席を韓国に招待したことは朴大統領の茶番行為である。
海難事故で大型貨客船が沈没し、船長他関係者の不手際が重なり300人以上の中学生を死亡させた4月16日の世界的大惨事から82日が経過しているが、未だ船体を浮上させることも出来ず被害者家族の怒りはつのるばかりの状況下で、朴大統領は己の失政を隠ぺいするために中国主席を招待した。
韓国大統領と同じく中国主席は日本と接近している北朝鮮を牽制する為に朴大統領の思惑に応じたことは明白である。
中国と韓国は貿易額こそ増大しているが、軍事的には韓国は米国の意向を無視して協力することは不可能である。
過去の中国、北朝鮮関係では中国の主席が北朝鮮の主席を無視して他国、ましてや北朝鮮の主要敵の韓国を訪問することなど全く想定外である。
これはあくまで中国の北朝鮮に対する外交政策の変更の一端であろう。
報道によると北朝鮮は中国から石油の供給を止められているらしい。
そこでその代わりを一時的にロシアが肩代わりしているらしい。
いずれにしても北朝鮮は今、日本からの経済援助、協力が絶対に必要なことは明らかである。
米国と協定している北朝鮮にたいする規制以外は、この際大幅に緩和して韓国の反日政策を大いに牽制すれば良い。
拉致家族問題は確かに安倍政権にとって軽視出来ない懸案問題であることは変わらないが、世界の政治は目まぐるしく変化していることも事実である。
安倍政権が習政権と距離を置く政策を継続している間にドイツのメルケル首相がドイツ財界の幹部を引き連れて訪中しているが、日本はあまり気にする必要は無いのではないか。
ベンツ他賢明なドイツの経営者は中国の販売マーケットを狙っているだけで、かっての日本財界のように無定見に投資することはあるまい。
ゲルマン民族がシナ人(石原的)ごときには絶対に騙されない。
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