「時事雑感・草莽危言」2014-01-03
一月十三日朝日新聞朝刊一面に「報われぬ国、負担増の先に、、、・(雑魚寝ホーム)託す老後」と言う記事を読み、正月早々暗い気持ちになった。
安倍は新年早々景気のいいことばかり喧伝し、アベノミクスが完全に成功したかのような演説をブチまくっているが、果たして本当に景気は日本国の隅々まで浸透しているのだろうか?非常に疑問を感じている。
景況感は全国民が感じて初めて口に出来ることであり、公務員や一部の大企業だけの感覚だけで判断するものではないはずだ。
それにも拘わらず、安倍は新年早々あまり耳にしたこともないようなアフリカの三カ国を訪問し、数百億円の手土産をばら撒いて一人悦に入っている。
そのような無駄使いをするくらいなら、人生の最後を非人間的な扱いを受けている特別養護老人ホームの充実に使えないのかと考えてしまう。
朝日の記事によると、「有料老人ホームは介護保険で介護費用の九割が賄われる為国が部屋の広さやトイレなどの設備の基準を設けている。だがお“お泊りデイサービスは保険の枠外の為国の基準も無く、老人がまともな介護を受けられない「劣悪介護」の温床だ。」。
「どこにも受け入れてもらえない老人がいるし、家族の負担も重いし、現実は社会保障制度のはざまに居る人が多数派だ。」とデイサービス大手「茶話本舗」を運営する会長は言い切っている。
デイサービスの認可しか受けずにお泊りデイサービスを行い、創業七年間で加盟店システムを推進し全国に745事業所を展開している異色の企業であるが、それは表向きの顔で実態は老人向けタコ部屋である。
自分の意志で自立も出来ず寝たきり老人を食い物にしている団体を、監督官庁が見て見ぬ振りをしている役人どもも人道上許せない。
我がボケ頭が後期高齢者の仲間入りしたから特に朝日新聞の記事に関心を持ったのかも知れないが、日本国の総理大臣たる者、靖国神社にお参りしたことだけで満足されては困る。
弱者の面倒を看れなくて国民の意思統一は出来ない、というのが我がボケ頭の所感である。
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