毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2014年1月17日金曜日

「この国は今年も又、安倍に始まり安倍で終わるのか?」

「時事雑感・草莽危言」2014-01-01

 昨年12月26日に安倍首相が突然靖国神社に参拝し内外に波紋を投げかけているが、安倍が総理就任以来早急に参拝するように主張してきた我がボケ頭としては大変喜ばしいことだと大いに歓迎している。
 我がボケ頭が昨年11月05日に「安倍首相は中国・韓国との国交断絶を覚悟しても直ちに靖国神社に参拝せよ!」と、このコラムに掲載して50日後にやっと実現してくれた。
 今までパフォーマンスばかりでゴルフ三昧の安倍を散々批判して来たが、今回の参拝だけは素直に評価したい。
 日本国の総理大臣の靖国神社参拝に対して中国と韓国が激しく非難することはそれこそ想定内であり無視すれば良いことであるが、想定外だったのが米国の厳しい批判である。
 米国政府は安倍首相の靖国神社参拝に対して「失望している」という異例の声明を発表した。
多分、安倍政権も米国のかなり厳しい批判には聊か驚いているのではないか。
 それとも米国の厳しい対応を予測して少しでも和らげる為に、長年沖縄の懸案問題である米軍普天間基地の辺野古移設を正式に決めて安倍は大きく米国に譲歩したのだろう。

 報道によると米国は中国を交渉相手と見なす新しいアジア戦略にシフトしており、日米同盟を基軸とした従来の安全保障政策からの脱却を図っている。
 この動きは日本側が想像するよりもドラスティックである可能性が高く、今後アジアの安全保障問題は米中関係を軸に動いていく可能性が高いとのこと。 
 かっての旧ソ連と異なり、米国は中国を完全に敵国とは見なしていない。
 中国は交渉する相手であり、米国はアジア太平洋地域の安全保障について中国と何らかの妥協を図りたいと考えている。
 相手が旧ソ連という時代には、大規模な軍隊を沖縄に常駐させることが基本戦略となっていたが、中国が相手の場合には大部隊の常駐は必要なくなる。
 沖縄に常駐していた海兵隊を撤退させ、グアムやオーストラリアに再配備するという動きにはこうした情勢の変化を受けて実施されているそうである。
 今後の日米関係の予測は難しいが、やはりカギになるのは米中交渉の進展如何であろう。

   2014年1月6日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

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