「時事雑感・草莽危言」2014-01-02
日銀が去年12月16日に発表した短観では、大企業の景況感が16となり、
「6年ぶりの高水準」と大新聞は書いていた。
中小企業も製造業が前回比10ポイント上昇でプラス1に、非製造業も5ポイントアップでプラス4。
揃ってプラスになるのは22年ぶりとかで、菅官房長官は「景気回復の動きが中小企業にも見られ始めている」と自画自賛していたが、これはウソだ。
インチキ政府発表とそれを垂れ流す大メディアは犯罪的ですらあると、厳しく指摘している識者もいる。
我がボケ頭には数字による景況感の判断は解らないが、中小企業経営者としての感触としては景気が回復している実感は皆無である。
倉庫等物流業や不動産業、小売業に関係しているが、商いが活発に変化している兆しは感じられない。
株価が多少戻ったくらいで日本の経済が活発化して全体的な景気が良くなっていると考えているのは、安倍と政権関係者くらいではないか。
確かに一時期に比べれば倒産件数は減っているが、だからと言って失業者が減っているような数字は出ていない。
年末のボーナスが出ているのは公務員や一部の大手上場会社くらいで、中小企業は蚊帳の外である。
我がボケ頭の持論であり己も長年に亘り中小企業経営に携わっているので痛感しているのは、中小企業全般をとりまく環境が良くならなければ決して景気は活発にはならないと言うことだ。
報道によると安倍はダボス会議に出席するとのことだが、内外ともに懸案山積の中でお祭りのような国際会議に出席する大儀は無いように思うが、これも安倍特有のパフォーマンスであろう。
「日本を国民が安心して生きることの出来る国家に仕上げる云々、、」が安倍の口癖であるが、ゴルフ三昧の日々を過しているのを見ていると、命がけで国政に励んでいるとは思えない。
本気で一億二千万の国民の安全と国家の安泰を維持する決意ならばゴルフ三昧のプライベイトの時間などあるわけがない。
0 件のコメント:
コメントを投稿