毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2013年10月18日金曜日

「明日(米国時間18日)デフォルト期限ぎりぎりの前日に上下院で賛成」

「時事雑感・草莽危言」2013-10-06

  オバマ大統領と共和党上下両院との長い論争が、遂にと言うかやっとオバマの主張が認められて決着し、米国債のデフォルト(債務不履行)が回避される見通しとなった。
  上院が100議席、下院が435議席で上院は従来から与野党の話し合いがまとまり易く、下院は議員数が多いので対立することも多いらしい。
  予算案は両院の賛成が必要らしいが、その他の案件に対しては結構大統領の権限が強いのが米国政治の特徴らしい。
  今回はオバマ大統領の粘り勝ちという感じだけど、議員数の数では優位に立っている共和党の反対が今後とも尾を引くことは間違いない。
  今回の予算案の上限改訂問題がどの程度与野党の出来レースか知る由も無いが、元来米国の政治は最終的には国益を優先することで決着してきた経緯があり、至る場所や機会に星条旗を振り回しているとは思えない。
  彼らには与野党で対立する前に祖国愛、愛国心がお互いにまさっているところが、我が国の与野党との違いであると我がボケ頭は感じている。

  兎も角ここ数週間世界の注目を集めてきたオバマ大統領対共和党の対決は一見落着したので、今後は新たな展開が始まると予測されるが日本経済にも有利に展開することを期待するだけである。
  日本の株価はオバマの主張が大筋認められたことを好感して、久しぶりに日経平均で一万五千台に到達しそうな展開を見せているが、果たしてそれ程アベノミクスが評価されるとは我がボケ頭には考えられない。
  オバマは長い米国の歴史の中で始めて選ばれたアフリカ系アメリカ人であり、我がボケ頭の感覚では良くも二期目を勝利したと不思議である。
  そろそろオバマを大統領に選んだ米国民が、オバマに期待を裏切られたと感じ始めているのではなかろうかと想像している。
  そうすると今回は土壇場での共和党の腰砕けでオバマは何とか凌いだが、
今後は色々な局面で多数を有する共和党の反オバマ勢力に振り回されることになるのではないかと思われるし、オバマが考えているような政策を自由に推進出来るとは想像しにくい。
 オバマははたして親日派なのだろうか?


 2013年10月17日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

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