報道によるとオバマ大統領は2014年国家予算をめぐって野党共和党の反対で、予算成立の目処が立たずに一部国家公務員に給料の未払いが発生した。
国立公園の職員が対象になり、有名な観光コースが閉鎖されて観光業に大きな影響を与えているとのこと。
大統領と共和党との話が長引くと、米国政府が発行している米国債のデフォルト(債務不履行)が懸念される事態に発展する可能性が生じる。
現在、米国債は約12兆ドル(1200兆円)の国債を発行していて、至急1600兆円に増額しなければ身動きならない状況とのこと。
米国債の一番引き受け国は中国で127兆円、次いで日本が110兆円だから二カ国で二割の米国債を保有していることになる。
米国債は日本のメガバンク三行で約8兆円を保有しているし、日本郵政やその他の金融機関も大なり小なり日本政府の要請でそれなりの米国債を持たされているはずだから、もしも米国債がデフォルトしたら過去のリーマンショックの二の舞に晒されるであろう。
米国の共和党もオバマとの徹底抗戦を宣言している手前そんなに簡単には抵抗を止めるとは思えないし、これは次期大統領選挙を見据えた戦略だろうから最近のオバマの失政を徹底的に暴く絶好の機会と捕らえて攻めてくるだろう。
我がボケ頭も中小企業経営者の端くれとしての感覚からすれば、この際日本政府と金融機関は米国債の債務不履行を受けて危機感を持てと言いたい。
アベノミクスで誤魔化して一向に中小企業を支援しない安倍政権の騙政策を一挙に暴く絶好の機会である。
それにしても安倍政権成立後の安倍の外国訪問はチョット遣りすぎではないかと思うけど、国内政治を棚上げして外遊に現を抜かしているとしか思えない。
中国の動向を意識しての東南アジア歴訪、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリッピン、シンガポール、ブルネイ、から豪州へと個別訪問に次々に開催される首脳会議にほぼ全部出席しているのだから日本脱出と見られても仕方ない強行スケジュールである。
訪問国にどっさりお土産を持参するから血税の無駄使いといわれても仕方ないし、少しは国内の動向を真剣に注視することを期待したい。
2013年10月10日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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