「時事雑感・草莽危言」2012-12-05
北朝鮮が発表していたミサイル発射予告期間を一週間延期して、あたかもロケットの修理に取り掛かっているかのように装い、三カ国を一安心させおいて12日午前十時頃いきなりミサイルを発射させて結果的に三カ国を裏切った。
いかにも何をしでかすか分からない北朝鮮らしい遣り方ではあるが、何故このような姑息な方法を駆使する必要があったのか我がボケ頭には解らない。
米韓両国は兎も角、今回の北朝鮮のミサイル発射に備える為に動因された我が国陸海空自衛隊が費やした国民の血税額を知りたいものだ。
今朝(13日)の新聞報道によるとどうも韓国政府が北朝鮮の陽動作戦に惑わされたらしく、米国は独自の情報で北朝鮮の作戦を見抜いていたらしい。
韓国のイ・ミョンバク現政権も今月19日の大統領選挙後に退任することが決定しており、すでに死に体大勢に近く米国の信頼を無くしている状況だろう。
日米韓三カ国の対応がどうであれ、北朝鮮が発射したことは事実であり、我が日本も含めて新たな対策を講じなければならないことだけは間違いない。
このような理解不能な政治的行動をとり続ける北朝鮮にたいして、我が国は拉致問題を抱え続けているが、担当大臣を短期間にころころ代える政治対応では、拉致家族には悪いが効果的な結果を期待しても駄目だろう。
以前にもこの欄で書いた記憶があるが、拉致家族の間にも血族関係に濃淡の差があり、実の子供を拉致された両親とその他の親族関係者では人情に格差が存在するのは当然で、我がボケ頭が感じているのは拉致問題を利用しているとしか思えない連中が散見されて仕方がないことである。
わが子を拉致された二家族の両親には何時もながら心から同情申しあげたい。
所で進展の見込めない日朝関係を利用している連中は多々存在しているように思えて仕方がないが、我が帝国自衛隊も北朝鮮の脅威を盾に無謀な予算をふんだくっているのではないかと勘ぐりたくなる。
その意味では警察庁も傘下の公安調査庁の朝鮮総連対策を利用して、必要以上に余剰人員を抱えて規模の拡大を意図している。
今回の北朝鮮ミサイル作戦で我が帝国海上自衛隊は世界に誇る最新鋭イージス艦を沖縄方面中心に三隻はりつけたらしいが、作戦に便乗して二隻くらい尖閣諸島に派遣して中国を牽制するくらいの弾力的戦術は取れなかったのか、と残念である。
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