「時事雑感・草莽危言」2012-12-01
昨年のタイトルは「師走雑感」である。
読み返して見ると、二代目民主党あほ菅政権の頓死の間隙を巧妙に泳ぎまわり三代目政権の座を騙し取ったのがダメ野田である。
当時、野田政権の消費税増に強力に反対していたのが小沢であり、強引に増税を推進すれば小沢一党は民主党と袂を分かち新しい政党を作り上げるであろう、と昨年の時事雑感に書いているが、現実もそのように推移した。
結果的には一応消費税は衆議院で可決されたが、それを機会に小沢が子分を引き連れて民主党を離党して新党をつくり、今度の選挙で多少注目を与えているらしい。
これをきっかけに、民主党内がかなり混乱し離党者も続出したので、その流れに対抗するように政界の予想に反して急に解散に踏み切ったのは承知の事実である。
今月4日が公示で16日が投票日なので最早選挙戦真っ盛りのはずだが、多数党乱立の選挙の結果は果たして日本国再建の政治体制が確立されるのか大いに疑問である。
いずれにしても政治屋どもの私利私欲選挙だから諦めの心境ではあるが、折角だから選挙権だけは行使する積もりだが、我が福岡市の小選挙区には期待出来る該当者不在なので、比例だけは石原維新の会に投票しようと決めている。
次の話題は全く選挙とは無縁の中堅鉄鋼メイカー、株式会社中山製鋼所の倒産整理関係の話題である。
我がボケ頭も過去に鉄鋼業界に身を置いた経験上、先日の新聞記事で「(株)中山製鋼所が私的整理」との見出しを見て一瞬驚いた。
東京一部上場で資本金も155億円、歴史も古く、社長を新日鉄から送り込んでいるのに、何故私的整理などという世間一般には理解しにくい整理再建方法を講じるのか我がボケ頭には理解できない再建法である。
日本航空が再生に利用した民事再生法か何かを堂々と何故行使しなかったのか不思議であるし、金融債権者に我々もお世話になっている日本政策銀行様が名を連ねておられるので、更に理解不能に陥った次第。
日本政策銀行は旧中小企業金融公庫等を中心に再編成された政府系金融機関と承知しているが、中小企業に積極的に融資、支援するための公的金融機関だと考えているのに、新日鉄如き大企業に属する鉄鋼メイカーは己達で救うのが筋ではないか。
我がボケ頭の鉄に関する僅かな知識から見れば、生産能力を極端に増強した中国メイカーやインドのタタラ製鉄グループが日本に攻めて来たら中山の救済など無駄。
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