「時事雑感・草莽危言」2012-02-05
我がボケ頭が白川日銀総裁を阿呆呼ばわりし続けた所為でもあるまいが、遅ればせながらやっと9人の日銀政策委員からなる金融政策会合で、追加金融緩和が決定され白川総裁から発表された。
日銀決定会合で決めた内容の概略は
(一) 国債や社債などを買い入れる基金を55兆円程度から10兆円増額し、65兆円程度とする。
(二) 政策金利は「年0から0・1%程度」に据え置く。
(三) 中長期的な物価上昇率の目安として「物価安定のめど(ゴール)」を新たに示し、約一年ごとに点検する。
(四) 「めど」は消費者物価指数(CPI)の前年比上昇率で「2%以下のプラス」の範囲にある。
当面は{1}%とする。
(五) こうした物価上昇が見通せるまで、実質的なゼロ金利政策など金融緩和
を推進する。
金融政策決定会合なる何とも仰々しい決定をあほ白川が発表した内容は正に雀の涙の効果しか発揮しないだろう。
要するに金融機関に国債や社債を購入し易いように購入資金を準備したというだけで、中小企業向けや零細企業救済資金や不動産購入資金等に対する配慮は皆無である。
日経平均株価が多少刺激を受けて久々に九千円台に戻したし、為替もほんの僅か円安に動いた程度で数日以内にはまたもとの木阿弥に帰するだろう。
上記のようなやぼな金融緩和策(我がボケ頭は全く信用していないが)で、二十年に亘り政府と日銀の無策によって生じた今日の経済非常事態が緩和され年内に活性化が実現すれば、我がボケ頭は土下座して腹かき切ってやる。
現在の日本の経済状態は戦後最悪の非常事態に陥っていることを政治屋も役人も経済界幹部連中も全く理解していないし、危機意識が完全に欠落していることは間違いない事実である。
この国はもう一度67年前の終戦状態に戻り為政者ども、政治屋、役人、国民の意識改革を至急に行わなければ、バッターアウトである。
2012年2月15日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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