毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2012年2月24日金曜日

「金融緩和措置で短期的に多少為替が円安に修正され、株価が一定価格上昇するのは当然だけど、長期的には未だ不安要因だらけだ。」

「時事雑感・草莽危言」2012-02-06

  日本銀行が追加金融緩和を決定したが、ユーロ危機が解消されたわけでもないし、むしろギリシャ、イタリヤ等の経済危機は増幅されている。
  今回の日銀の発表に対してみずほ証券とBNPパリバ証券のチーフエコノミストが的確な所見を述べていることに我がボケ頭も同感である。
  みずほ証券エコノミスト曰く「現在のデフレは供給過剰が原因で、日銀が国債の買い入れ額を10兆上積みしたからといって、直ぐにデフレ脱却に近づくとは思えない。」と強調している。
  
更にパリバ証券エコノミスト曰く「基金による国債の買い入れは短期的に円高を是正する効果はあるが、長く続けることで銀行が国債の購入を優先し、企業への貸し出しを後回しにするという副作用が大きくなっている。」と指摘しているが、誠に核心を突いた意見であると思う。
我がボケ頭が再三主張しているように、白川阿呆総裁は中小企業に対する金融政策には全く無関心というか、非常に冷淡である。
本当に冷淡なのが意識的なのであれば外部からの圧力で修正させる可能性はあるだろうが、我がボケ頭の感じるところではアホ総裁の頭の中には中小企業問題の存在感が欠落しているのではないかと思われて仕方がない。

何故なら奴の経歴を見れば判るように、明らかに学者肌の人物である。
東大卒後、日銀にエリート社員として勤務し、大企業では取締役に相当する理事を最後に一旦日銀を退職し、京都大学の教授として招かれていることからも所謂学者であることには間違いない。
その後日銀政策委員として日銀に呼び戻されている時に、日銀総裁人事をめぐる当時の大蔵省との葛藤から自民党が推薦した大蔵官僚の総裁就任が野党(現民主党)の反対で成立せず、妥協の産物として白川アホ総裁が誕生した経緯を見れば、如何に日銀の舵を取る不適当な人物かが判るはずだ。
今、日銀総裁が実行することは札束をどんどん増やして円の価値を下げ、円安ドル高をしゃにむに推進することに尽きるのではないか。
このような人物だから全ての金融政策は日銀政策委員に丸投げで、白川独自の意見や判断が全く見えてこないのは大きな国益の損出である。

  2012年2月17日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

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