「時事雑感・草莽危言」2011-10-04
過去の総理経験者でパフォーマンス政治を成功したのは小泉政権だけであり、小泉の後を継いだ三人の自民党首相はパフォーマンスを演出する前に僅か一年足らずで皆消え去った。
民主党が政権奪取した最初の鳩山首相とその後を継いだあほ菅首相は共に幼稚なパフォーマンスの失敗でこれまた短期政権と政治的混乱で終焉した。
その後を継いだ野田は、前任者の失敗を真似することは無いだろうと密かに期待していたら、何のことは無いここ数日の奴の政治行動は正に三流のパフォーマンス政治である。
8,9,10日の三日間に亘る岩手、宮城、福島の被災県訪問は、発生から既に七ヶ月以上が経過して被災地関係者もかなり落ち着いて来ているので、総理の視察に対しても白けムードで迎えられた感じである。
引き続いて視察した群馬県の農業施設では、コンバインを自ら操作して稲刈りを演出したが、群馬県知事も立ち会わない何とも締まらない雰囲気である。
元来、群馬県は中曽根、福田元首相の地盤であり、そんな敵地?に乗り込ませた側近どもも阿呆だけど、その阿呆どもの描いた予定をそのまま実行する野田もあほ菅の終末状態に段々似て来たように感じるのは我がボケ頭だけかな。
TPP参加に反対姿勢の群馬県知事は野田に対して数々の注文を投げかけていたが、そのような自民党支持勢力のど真ん中を無頓着に訪問した付けがいずれあらわれるだろう。
それにしても歴代の首相は何故これ程パフォーマンスに拘るのだろうか?
このような手法でしか国家の最高指揮官としての体面を保てないと思っているとしたら、国民が次第に不幸に陥れられるのは明らかである。
二代続いたあほ首相の後を引き継いだ野田には、我がボケ頭も含めて国民が微かな期待を抱いたのは事実で、その期待感が野田政権発足時の高い支持率に表れていたと思う。
その野田政権も発足から既に40日が経過したのに、依然、野田カラーが全く現れないし、感じないのは我がボケ頭だけとは思えない。
このまま何もしないで災害復旧を錦の御旗にして、財務省の言いなりに消費税を初め諸々の増税に踏み切られては、国民も我々中小企業もたまったものではないことだけは明らかである。
2011年10月11日 元始求道会マルキG 毘沙門寺岡
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