毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2011年10月18日火曜日

「TPP(環太平洋経済連携協定)とFTA(自由貿易協定)の意味」

「時事雑感・草莽危言」2011-10-05

  最近の新聞紙上を盛んに飛び交っているのが上記TPPとFTAである。
  今朝の産経朝刊一面トップの見出しに「米韓FTA可決  日本置き去り
輸出苦境 生産減3兆7000億円」と驚くべき文字が躍っている。
 我がぼけ頭が下手な解説をするまでも無く、米国上下両院が12日に韓国、パナマ、コロンビアとの自由貿易協定の批准に向けた法案を賛成多数で可決したので、米韓FTAは発効に大きく前進し日本の対米輸出にも大きく影響が広がることが予測されるということである。

 このようなマイナス要件の発生を別にしても、長い円高で日本の対米輸出は激減しているのに更に大きな打撃を被るであろうと警告している。
 野田政権は上記二つの協定に対する早急な結論を迫られているが、農業団体の反対でなかなか結論を出せずに先送りしている。
 農協が反対している最も大きな理由が、米の輸入関税が下げられこめ余り現象が更に進み価格維持に影響するとの見方であろう。
 
確かに農業団体側から見れば、そのような側面があるかも知れないが韓国と米国の自由協定では韓国側は農業産品の中から米を外してアメリカ側の同意を得ていると説明している。
そのような米韓協定を見ると、日本の農業団体は“反対の為の理不尽な反対”をただ主張しているとしか我がボケ頭には思えてならない。
 報道資料によると、現在の推定世界人口は69億7000万人で一年間に7000万人が増加しているそうだから、十年後には約77億人に達するであろうと推測されている。 
 
それにも拘わらず、世界の食糧生産量は世界的な天候異変の発生で減少傾向を辿っているそうである。
 それらの予想を先取りして中国は日本の米事情に目を付け、日本からの米輸入を長期的に目論んでいるという説もある。
 問題は日本の農業団体の非現実的組織である。
 純粋な米生産従事者と保有土地の都市化による土地値上がりによる恩恵を過剰に享受した連中との二極化を整理仕切れていないお粗末さに原因がある。

   2011年10月14日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

1 件のコメント:

  1. TPP
    確かに農業従事者には不安ですね。
    いろいろな立場から議論されて、かつ
    国内の対応もできればと思う。
    交渉参加は、必要でしょう。その後の
    対応ですね。行政府と立法府との兼ね
    合いを・・・
    また来ますね。
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    http://fxsidehsfuji.seesaa.net/

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