2010-01-05
遂に来週から始まる国会開催を直前にして検察が動いた。
今回の検察の捜査活動を一番喜んでいるのは、誰あろう我がボケ頭の判断では鳩山であろう。
小沢に対する強制捜査でマスコミは大きなネタを提供され、新聞は連日勝手な記事を掲載しているし、テレビはこの際とばかりに阿呆なコメンテイターを動員して面白可笑しく小沢の批判報道に専念している。
“二頭を追うものは一頭も得ず”ではないが、来週から始まる通常国会で野党自民党は我々国民にとっては最も大事な予算審議を無視して恐らく鳩山と小沢の政治資金問題追及に全力投球するだろう。
我がボケ頭の判断では、野党自民党が鳩山、小沢の両者を同じ感覚で追及したら野党の敗北は明らかである。
何故なら鳩山問題はすでに刑事事件としては決着し、贈与税も完納しているので法律的にはすでに終了しているからである。
今更鳩山問題を取り上げても国民は白けるだけであるし、その辺の国民感情を汲み取れないようでは自民党の再生は不可能である。
そのような観点から見て、小沢問題をマスコミと自民党が積極的に取り上げれば挙げるほど鳩山問題は国民の意識から薄れるということである。
一方の小沢問題であるが、我がボケ頭の見解では小沢にしてみれば今回の政治資金問題だけで検察と対峙しているとは思えない。
小沢は田中角栄に引き立てられて政界での地位を築き、次いで金丸信の信頼を得て弱冠48歳で自民党の幹事長までのし上がった人物であり、その両恩人が検察の手で封じ込められたことをしっかり見て来た人物である。
故に、検察に対する対抗意識は並々ならぬもがあるのも当然であり、己は絶対に田中、金丸両先輩の二の舞はしないと強く肝に銘じているはずである。
小沢にとってはマスコミや自民党が政治資金問題でどんなに騒ごうとも問題ではないのではないかと、我がボケ頭は想像している。
小沢にとっての検察との戦いは田中、金丸両恩人に対する積年の弔い合戦と位置づけているのではなかろうかと思う。
だとすれば小沢にとって今回の検察の強制捜査は自ら買って出た喧嘩の結果であり、承知の上での行動だと思うが果たして?
2010年1月14日 元始求道会 毘沙門寺岡
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