毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2015年6月2日火曜日

「ヤマダ電機はダイエーの二の舞に陥るのか?」

「時事雑感」2015-05-03

 ヤマダ電機は全国に1000店舗を展開する家電量販店のトップ企業である。
 そのヤマダが5月末までに40店を一斉閉鎖することを発表した。
 日経新聞によると消費増税の影響や顧客を引き付ける商品の不在などで販売が苦戦する中、低収益の地方店の整理を急ぐとのこと。
  約40店に及ぶ閉鎖を一気に進めるのは異例だし、今後の業績次第では更に閉鎖店が増えることが予想される。
  この閉鎖記事を見たとき直ぐに我がボケ頭に浮かんだのは、克ってスーパー業界の断トツ企業だったダイエーの破綻である。
  我が本社所在地である糟屋郡志免町にもヤマダの大型店があるので時々立ち寄っていたが、社員の応対の悪さには聊か辟易していた。
それでも近くて便利なので時々利用していたが、ヤマダの社員は殆ど仕事をせず、納品メイカーに多数の社員を派遣させ、ヤマダ社員は売上金を管理するだけのように見えた。

“驕れる者久しからず”ではないが、閉鎖する不採算店は我がボケ頭の感覚では少なくとも二桁%以上に達していると思う。
ヤマダ全社でほぼ同じメイカーや商社から仕入れているはずだから、店舗に並べている商品に魅力が無くなれば客足が急激に遠のくことは確実である。
客の意向を無視している一つに、顧客が電話で問い合わせしても電話は全く繋がらない。
店舗カタログには”お客様の問い合わせ専用電話番号“と明記しているにも拘わらず常時話中で繋がった記憶がない。
今までの他店舗化の推進はメイカーの協力と犠牲の上に形成されたものであり、利益もメイカーや納入業者から強奪したに等しい。

巨艦は少々被弾しても沈没しないが一定の限度を超えると短時間に危険状態に陥ることはダイエーが証明している。
我がボケ頭はヤマダ電機に恨みつらみは一斉無いが、日経新聞が一面トップで掲載した以上一人の中小企業経営者として色々な思いが沸いただけ。
閉鎖が多くなれば当然社員の首切りも始まるだろうし、切る方も切られる方も大変のことは事実である。


 2015年5月25日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

0 件のコメント:

コメントを投稿